子ども心も大人心も鷲掴み! かわいい上によく消える令和の“ファンシー消しゴム”

ink_pen 2019/10/8
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子ども心も大人心も鷲掴み! かわいい上によく消える令和の“ファンシー消しゴム”
きだてたく
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1973年京都生まれ、東京都内在住。フリーライター/デザイナー。 小学生の頃、勉強も運動も見た目も普通の子がクラスでちやほやされるにはどうすれば良いかを考え抜いた結果「面白い文房具を持ち込んで自慢すればいい」という結論に辿り着き、そのまま数十年、何一つ変わることなく現在に至る。自称世界一の色物文具コレクション(3000点以上)に囲まれながらニヤニヤと笑って暮らす日々。ウェブサイト「デイリーポータルZ」では火曜担当ライターとして活躍中。

お馴染みの良く消える消しゴム「レーダー」が透明に!

もう一つ紹介したいのが、9月に発売されたばかりのSEED「クリアレーダー」だ。

 

レーダー消しゴムといえば、水色のスリーブが関西より西の地域ではお馴染みすぎるほどに定番な、東のMONO消しゴムと並ぶ消しゴムオブ消しゴム。そのレーダーがなんと、透明化してしまったということで、西側の文房具好きが今、かなりザワついているのだ。

↑SEED「クリアレーダー」/150円(税別) 一回り小さな100円(税別)サイズもある
↑SEED「クリアレーダー」/150円(税別) 一回り小さな100円(税別)サイズもある

 

↑ノーマルのレーダー消しゴム(上)との比較。従来の“レーダーっぽさ”をそのままに、うまくクリア化している
↑ノーマルのレーダー消しゴム(上)との比較。従来の“レーダーっぽさ”をそのままに、うまくクリア化している

 

実物を見ると、なるほど、ザワつくのも当然と思える美しさだ。後ろの文字が透けて見えるほどに消しゴム自体の透明度が高く、さらにお馴染み水色のスリーブも半透明に。

 

従来のレーダーのイメージを残したまま、透明さを強く感じさせるデザインにより、まるでレーダー消しゴム型の氷か!? というほどに儚く繊細な雰囲気に仕上がっている。

↑下の文字も透けて見えるほど。この透明感が美しい
↑下の文字も透けて見えるほど。この透明感が美しい

 

さらにすごいのは、ここまで透明なのにしっかり消えるということ。実際、従来のレーダー消しゴムと消し比べてみても、感触が「やや硬くてペトつきがあるかな?」ぐらいで、消字性能はさほど差が感じられないほどに高い。

 

透明消しゴム=こすっても黒い汚れが紙に広がるだけ、という固定概念に縛られた昭和世代にとっては、これは驚きしかない。

↑透明なのに、きちんと消えるのが驚き
↑透明なのに、きちんと消えるのが驚き

 

SEEDとしては「透明イメージを活かすために夏に発売したかったのが、消字性能を確実にするため改良に改良を加えているうちにタイミングが遅れて9月発売になってしもたんですわー(テヘ)」とのこと。

 

なにせこのクリアレーダー、期間限定アイテムではなく今後も継続して販売する定番ラインナップになるそうで、その辺りもあって相当に力を入れて開発したようだ。消しゴム専業メーカーが作ったフラッグシップの透明バージョン、どれほど本気で作られているか、ぜひ店頭で見つけたら手に取って試してみて欲しい。

 

 

【バックナンバー】
きだてたく文房具レビュー

 

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