キングジムの大ヒットファイルからスピンオフ!ルーズリーフを二つ折りできる「コンパックノート」

ink_pen 2019/12/9
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キングジムの大ヒットファイルからスピンオフ!ルーズリーフを二つ折りできる「コンパックノート」
きだてたく
きだてたく
きだてたく

1973年京都生まれ、東京都内在住。フリーライター/デザイナー。 小学生の頃、勉強も運動も見た目も普通の子がクラスでちやほやされるにはどうすれば良いかを考え抜いた結果「面白い文房具を持ち込んで自慢すればいい」という結論に辿り着き、そのまま数十年、何一つ変わることなく現在に至る。自称世界一の色物文具コレクション(3000点以上)に囲まれながらニヤニヤと笑って暮らす日々。ウェブサイト「デイリーポータルZ」では火曜担当ライターとして活躍中。

専用ルーズリーフ用紙は最初から折り畳み済み

ところで、これまでの製品画像に対して「ん?」と思った人は鋭い。よく見ると、バインダーに入っているルーズリーフ用紙が、ちょっと不思議な感じじゃなかっただろうか。

 

実は「コンパックノート」は、機能に対応した特殊な穴形状+最初から折り畳まれた専用ルーズリーフ用紙が用意されているのだ。

キングジム
コンパックノート用ルーズリーフ(30枚入り)5㎜方眼/6㎜罫
A5用 200円(税別)/B5用 230円(税別)/A4用 330円(税別)
※写真はB5用

 

↑ルーズリーフ用紙を広げると、特殊な穴の形状がよく分かる
↑ルーズリーフ用紙を広げると、特殊な穴の形状がよく分かる

 

具体的には、上下4つずつのリングに入る穴が、ナナメになった楕円形で構成されている。これは、バインダーごと折り畳むと、紙の折れ厚によってリングから穴がズレ動いてしまうので、その移動分を吸収できるようになっているわけだ。

↑表紙を開閉すると、長楕円穴の中をリングがめいっぱい移動する。これは確かに普通の丸穴では対応できないだろう
↑表紙を開閉すると、長楕円穴の中をリングがめいっぱい移動する。これは確かに普通の丸穴では対応できないだろう

 

↑普通のルーズリーフを入れて表紙を閉じると、リングに引っぱられて紙がクシャクシャに
↑普通のルーズリーフを入れて表紙を閉じると、リングに引っぱられて紙がクシャクシャに

 

試しに普通のルーズリーフを入れてみると、畳んだ瞬間に穴の周囲がクシャクシャに押し潰されてしまった。展開すればまた元に戻るので、使えないというほどではないが、あまり気持ちのいいものではない。

 

ただ、バインダー側の注意書きには「リーフを増やす場合はコンパックノート用ルーズリーフをお買い求めください」程度しか書いてないので、あくまでも普通のリーフは非推奨、ぐらいの感じなのかも。

↑個人的に、専用リーフのお気に入りポイント。折り目がきっちり罫線に重なっているのは、丁寧で嬉しい
↑個人的に、専用リーフのお気に入りポイント。折り目がきっちり罫線に重なっているのは、丁寧で嬉しい

 

ともあれ現時点では、用紙が足りなくなった際にコンビニや小さな文具店で補充するのはちょっと難しい。そもそもバインダー側の最大収容枚数も25枚と少なめなので、安定運用するつもりであれば、予備の用紙はストックしておく必要がありそうだ。

 

 

「きだてたく文房具レビュー」 バックナンバー
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