スマホや文房具をスタンバイする「デスクオーガナイザー」をデスクが狭いデジタル時代にこそ再評価したい!

ink_pen 2019/12/12
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スマホや文房具をスタンバイする「デスクオーガナイザー」をデスクが狭いデジタル時代にこそ再評価したい!
きだてたく
きだてたく
きだてたく

1973年京都生まれ、東京都内在住。フリーライター/デザイナー。 小学生の頃、勉強も運動も見た目も普通の子がクラスでちやほやされるにはどうすれば良いかを考え抜いた結果「面白い文房具を持ち込んで自慢すればいい」という結論に辿り着き、そのまま数十年、何一つ変わることなく現在に至る。自称世界一の色物文具コレクション(3000点以上)に囲まれながらニヤニヤと笑って暮らす日々。ウェブサイト「デイリーポータルZ」では火曜担当ライターとして活躍中。

デビカ「Put in Put」は付箋の活用に便利

もうひとつ紹介したいのは、デビカの「Put in Put」。持ち運びはとくに想定されていないであろう、自席に据置型のデスクオーガナイザー……というより“高機能ペン立て”といった感じのコンパクトな製品だ。

デビカ
フセンボード付きペンスタンド「Put in Put」
580円(税別)

 

収納できる物も、筆記具などをペン立てに入れたら、あとは付箋をストッカーに立てておける程度。単純にデスクオーガナイザーとして捉えると物足りない気もするが、それを補って便利なのが、ペン立ての横にあるフセンボード(写真の青い板)である。

↑ペン立ての容量は筆記具5〜6本ぐらいがちょうど、という感じ
↑ペン立ての容量は筆記具5〜6本ぐらいがちょうど、という感じ

 

要するに幅85㎜ほどの“板”なのだが、ここに伝言や備忘録メモ、スケジュールなどを書いた付箋を貼っておけるのだ。

 

そんなのPCのモニターに貼っておくからいいよ、という人もいるだろうが、モニターからびらびらと付箋がはみ出して貼られているのは、あまり見た目のいいものではない。なにより、付箋の端に手などが当たるとウッカリ剥がれ落ちてしまったりも。

 

それなら専用のボードに貼ったほうが安心だし、なによりボードと付箋ストッカーが一体化しているので使いやすいのだ。

↑フセンボード下部には、付箋がストック可能。ただしスペースが薄いので、厚い束は入らない
↑フセンボード下部には、付箋がストック可能。ただしスペースが薄いので、厚い束は入らない

 

ひとつ気になったのは、ペン立て部とフセンボードが凹凸で組み合わされているだけなので、簡単にスポッと分離してしまうということ(一応、ボードだけでも自立は可能)。もしかしたら、ペン立てだけを分けて別の場所で使う……ということもあるかもしれないが、普通に考えれば、あまり分離する意味はなさそうだ。

↑ボードとペン立ては単に凹凸で組み合わせるだけなので、簡単に外れる。個人的には接着剤で固定したいぐらい
↑ボードとペン立ては単に凹凸で組み合わせるだけなので、簡単に外れる。個人的には接着剤で固定したいぐらい

 

全体がプラ製で軽く、置いたときの安定性は、ほぼペン立てに入れた筆記具の重量に依存する構造なので、できればもうちょっとペン立てとボードがカッチリとハマるようになっていたほうが、使いやすかったかなと思う。

 

とはいえ、パッケージに「ありそうでなかった、フセンボード付きペンスタンド」と書かれているように、意外となかったし、なぜなかったのか不思議なほど、使いやすい組み合わせでもある。特に、一日のスケジューリングに付箋を使っているタイプの人は、かなり便利に使えるのではないだろうか。

 

「きだてたく文房具レビュー」 バックナンバー
https://getnavi.jp/tag/kidate-review/

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