本シリーズでは「東京モーターショー2015」に登場した展示車のなかから選抜されたベストモデル22台に対し、モータージャーナリストたちが見所を紹介していきます。
今回は可愛らしいデザインで女性人気も高まりそうなモデルも登場。購入目線で楽しんでしまう実用的な一台ばかりです。
優れた空間効率を実現した4人乗りのスマート
スマート
スマート(forfour)
ボディ全長に対する室内長が75%〜77%と、空間効率に優れたマイクロカー。キュートな外観は先代と同様だ。新型では4人乗りモデルを用意。
気分は購入モードでマジ見!
「デザイン的には2ドアの『fortwo』が好きだけど、実用的には『forfour』。と、自分が買うことを想像して、本気モードで見てしまいました。特にブルー×白のボディカラー、そして白グリルが可愛い!」(吉田由美さん/カーライフエッセイスト)
「500」以来7年ぶりの新車は同社初のコンパクトSUV
フィアット
500X
ジープ レネゲードと兄弟車となる小型SUV。四駆9速ATを用意し、パワートレインも先進的です。最廉価グレードが286万円2000円と価格も手ごろ。
女性も受け入れやすいデザインが魅力
「ファミリーでも乗れる5人乗りの500、待ってました! SUVというと男臭さも漂うけれど、500Xはオシャレでカワイイスタイルに、思わず飛びつく女性も多そう。走破性の高さでも期待できる」(スーザン史子/自動車ライター)
コペン第3のモデルは「ローブ」とパーツ交換可能
ダイハツ
コペン セロ
昨年発売された「ローブ、エクスプレイ」と骨格足回りは共通ながら、デザインを変えた一台。「ローブ」から約35万円前後でパーツ交換ができます。
こっちのほうがよりコペンらしいかも
「外装をそのまんま交換できるコペン セロだが、こっちのほうがコペンらしいといってもいいほど自然で、いい味のスタイル。荷物を積んで2人で遠出もでき、軽オープンカーとしての完成度も高い」(田畑修さん/自動車評論家)
史上最速かつ最も俊敏で優れた反応性を持つレンジローバー
ランドローバー
レンジローバー スポーツ SVR
0-100km/hの加速がわずか4.7秒のハイパフォーマンスモデル。グロスブラック・メッシュ仕様の大型グリルや21インチホイールなど、見た目のインパクトは強烈です。
相反する性能を両立した稀有な一台
「悪路走破性が自慢の本格SUVでありながら、550馬力を発揮するV8スーパーチャージドエンジンを搭載し、パワーも一級品。相反する性能を両立するのだから、乗って楽しくないはずがない!」(藤島知子さん/自動車評論家)
デザインよりも中身を大幅に変えてきた5代目
アウディ
A4
8年ぶりに全面刷新をおこなった5代目。軽量化がいちばんのトピックで、先代よりも最大で120kg軽くなっています。デザインはキープコンセプト。
基本性能を高めた一台
「基本性能を確実にブラッシュアップし、完成度が高い。新プラットフォームによる、走行性能の向上も期待したい」(田畑修さん/自動車評論家)
約600万円~の超高性能なSTIモデル
スバル
S207
WRX STIをベースにエンジンや足回りをチューンした400台限定モデル。強靭でしなやかな乗り味と鋭いコーナリングが進化しています。
中古車待ち確定!
「歴代モデルはすべて即日完売。同車も例外ではなく、入手には中古市場に出回るのを待たなければならないだろう」(五味康隆さん/モータージャーナリスト)
前回のように高嶺の花的なプレミアムの様相から一転、現実的な目線で「これは欲しい!」と唸る一台が揃いました。次回は家族向けに進化したMINIやチョイ悪顔のレクサス、そしてポルシェやアルファ ロメオなどの花形まで幅広いラインナップをお届けします!
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