BMW7シリーズといえば同社のフラッグシップモデルにして、最新テクノロジーのショーケースでもあります。ただ、新型の7シリーズ、クルマ好きはもちろん、ガジェット好きをくすぐるギミックが満載。そこで今回は同車の走りではなく、先進デバイスに着目した記事をお届けします。
テンコ盛りの先進装備と尋常ではない上質感が武器
手の動きだけでオーディオのボリュームを調整できたり、今春から車外からクルマを駐車操作できたり、さらには快適装備の操作がタブレットに集約されていたりと、新型7シリーズはハイテクな機能が盛り沢山。
ですが、恐るべきは単に多機能なだけではないことです。例えば、後席のタブレットは、下手なネット端末など寄せ付けないほど上質な作りで高級感が抜群。小型ディスプレイを内蔵するキーもアクセサリー級の品質で、クルマの装備であることを忘れさせてくれます。
この新型7シリーズ、実は複合素材を駆使したボディなど、目に見えない部分も先鋭的。その効能は走りにも顕著なのですが、とりあえず尋常ではない上質感だけでもBMWの気概が感じ取れます。
手の動きだけでスイッチに触らずに音量操作などができる!
ドライバーの手の動きを認識して、各種操作ができるジェスチャー・コントロールは最新装備の目玉。スイッチ類に触らずとも、音量調節など合計で7つの操作が可能です。
クルマのキーにモニターを搭載
ついにエンジンキーにも小型のディスプレイを搭載。今春から実装される、クルマの外から駐車ができるリモート・コントロール・パーキングの操作もこのキーから行えます。
後席装備はタブレットから操作する
後席アームレストには、着脱式となるタブレット型コントロールパネルをインストール。シート位置調節などをリラックスしたまま、自在に操作できます。
BMW
7シリーズ
1197万~1701万円
SPEC【740Li】
全長×全幅×全高:5250×1900×1485mm
車両重量:1980kg
総排気量:299cc
エンジン形式:直列6気筒DOHC+ターボ
最高出力:326PS/5500rpm
最大トルク:45.9kg-m/1380~5000rpm
JC08モード燃費:12.2km/L
撮影/菊池貴之