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2018/3/29 16:00

憧れの大型ボートに交じってなぜかヘリまで!? 「ボートショー」には休日を楽しむヒントがいっぱい!

3月8日~11日、パシフィコ横浜および横浜ベイサイドマリーナの2拠点を会場とした「ジャパンインターナショナルボートショー2018」(以下、ボートショー)が開催された。マリンレジャーにはまだ少し早いものの、3月も後半になってようやく気温が上がりはじめたところ。本稿ではボートショーがどのようなイベントなのかをレポートしつつ、休日を楽しむヒントを探っていきたい。

↑2017年開催時には、出展社数210、来場者数5万2200人だったが、2018年では出展社数222と過去最大。来場者数も5万3420人と前年を上回った

 

↑ボートショーの楽しみの1つが、ウェアなどアパレルや、マリンアイテムのウィンドウショッピング。いくつもの企業が出展しているためお気に入りを探すのが容易だし、何より市価より安く買えることが多い

 

テーマは「海・心満たされる時間…」。マリンレジャーに関心のある人もそうでない人も、いつもと違うお祭り気分、ドキドキした高揚した気分を味わってほしい、ということで、エントランスや休憩所にはリゾート気分を味わえる装飾が施されていた。

 

憧れの大型ボートが大人気! 展示総額はなんと100億円!?

横浜ベイサイドマリーナ会場には、全長23m、7億円の「Riva PERSEO 76」をはじめ、全52隻の大型ボートやヨットを係留展示。パシフィコ横浜でも、ヤマハ発動機、本田技研工業、スズキ、トヨタ自動車、ヤンマー船用システムなどがモーターボートを展示しており、展示ボートだけでも、総額はなんと100億円。

 

会場で特に人気を博していたのは、まるで宇宙船を思わせるトヨタ自動車「LEXUS Sport Yacht Concept」や、高い居住性を持つヤマハ発動機「SR330」、揺れを抑えて船酔いの軽減を図るというヤンマー船用システムのサスペンションシステム付き未来型コンセプトボート(業務用途を想定中)などだ。それぞれ写真で見ていこう。

トヨタ自動車「LEXUS Sport Yacht Concept」。8人乗りで、舳先から見ると宇宙船感が増す。販売時期未定のため、価格も決まっていないとのこと。

 

こちらは今夏発売予定のヤマハ発動機「SR330」。ゆったりくつろげる高い居住性が何よりの特徴。解放感のあるバウデッキ(写真2枚目・左上)では船上パーティーが楽しめる。キャビン内(右上)や寝室(左下)も広々。トイレ(右下)も十分な広さを確保しているため、船酔いのため入ったのにさらに具合が悪くなる、ということがなさそうだ。

 

ヤンマー船用システムが参考出展していたコンセプト技術「サスペンションボート」。水面の動きに合わせて、船底に取り付けられたふたつのサスペンションで揺れを軽減。乗り心地の良さを追求している。

 

これらは会場で大きな存在感を発揮しており、注目を集めたのも納得だ。とはいえ、ボートを「買う」となると、庶民にとっては高嶺の花。「こんな世界もあるのか」と参考程度に眺めに行くだけではなかろうかと考える向きもあるかもしれないが、実はボート購入を考えていない人も楽しめる展示がふんだんに用意されていた。

 

上質なライフスタイルを提案するアイテムや“エクスペリエンス”も展示

展示場内では、ボートや水上オートバイ、マリン製品などのほかに、水辺のライフスタイルをより豊かなものにするアイテムの展示も行われていた。

 

たとえば、「三越伊勢丹」ブースではVifa(ヴィーファ)のスピーカー「HELSINKI」(ヘルシンキ)と「OSLO」(オスロ)、「REYKJAVIK」(レイキャビク)を展示。特にHELSINKIは手提げポーチのようにしか見えないかわいらしい見た目なのだから驚きだ。

↑オリジナルテキスタイルが洗練された雰囲気をかもし出すポータブルBluetoothスピーカー。奥から「OSLO」「HELSINKI」「REYKJAVIK」。このサイズなのに、ボリュームを上げてもこもったり割れたりすることはなく、クリアで広がりのある音を楽しめる

 

シリーズのなかで最も大きいOSLOでも、サイズは268(H)×181(W)×90(D)mm、重さは2.4kgで、マリンレジャーやアウトドアレジャーに持っていくのに苦労しないサイズ感。このスピーカーのために織られたというオリジナルテキスタイルが、スピーカーらしからぬ外観を与えている。

 

肝心の音は? というと、ガヤガヤとした展示場内でもはっきりとわかるクリアでふくよかな音質。「このボディーでこれだけの音が出るのか!」と驚いてしまった。

 

ヴィーファが手がけるスピーカーを普段見られるのは、伊勢丹新宿メンズ館のみとのことなので、このような展示場で実際に音を鳴らしている実物を見たり手に取ったりできるのはありがたい。ちょっと人とは違う上質なアイテムを見つけたいと考えている人にも、ジャパンインターナショナルボートショーはうってつけの展示会なのだ。

 

マリンからさらに距離が離れた、空を思わせる展示物もあった。ヘリコプターだ。

↑DHC ヘリコプター事業部が展示していた4人乗り「ロビンソン式 R44II型」ヘリ

 

しかも、出店している企業は、化粧品やサプリメントメーカーとして知られるDHC。なぜヘリコプターなのか。DHCヘリコプター事業部の小杉隆浩さんによれば、もともと空撮などのサービスを提供していたが、「幅広くヘリコプターを活用してもらいたい」とのことでオーナー会員またはチャーター会員制度「DHOP」を開設。現在、3機のヘリコプターと8人のパイロットを自前で持っているという。

 

遊覧飛行利用料は、10分間で3万円。最大3人まで搭乗できるので、1人あたり1万円で東京の空からの眺めを楽しめる計算だ。

 

陸路の4分の1から3分の1程度の時間で移動できるため、ヘリポートから「箱根に行きたい」と移動のために使う人もいるのだとか。とはいえ、最も多いのは、プロポーズのための利用だという。「ヘリコプターでの遊覧飛行は特別な体験。ほぼ100%成功しているようですよ。プロポーズする側からすれば、景色を楽しむどころではないでしょうけれど」と小杉さん。

 

また、「身近にヘリコプターを感じていただきたいということ、新たに『Sky&Sea Project』を立ち上げたので海を愛する人に空の楽しみ方もご提案できればとの思いから、ジャパンインターナショナルボートショーへの展示に至りました」と出展の狙いを説明してくれました。

↑ロビンソン式 R44II型ヘリのコックピット。写真を撮ったり許可を得て乗り込んだりする人が多くいた

 

いまのところ、週に1~2回の利用があるだけ、とのことで比較手的空いている模様。大切な日に大切な人と、非日常を体験してみるのはいかがだろうか。

 

海と陸の交差点? 「海の駅」の紹介展示も

ボートショーということで、道の駅ならぬ「海の駅」の展示もあった。海の駅とは、プレジャーボートやヨットの一時係留、給油、飲食、入浴、宿泊、ショッピングのできる施設(施設によって対応するものは異なる)。北は北海道「わっかない海の駅」から南は沖縄「いとまん海の駅」まで全国に161か所(4月1日、さらに神奈川「よこはま・つるみ海の駅」がオープンの予定)あり、一時係留が無料の海の駅も。

↑海の駅は、全国161カ所。一時係留(ビジターバース利用)の際は、事前に予約したい

 

ブース内の人に聞いたところ、海の駅は陸路からの利用も可能とのこと。「併設のレストランで海の幸を味わったり、お土産を買ったり、トイレ休憩に使ったりと、ドライブの途中に立ち寄るのにも便利。ボートやヨットのクルージング体験を実施していることもあるので、気軽にご利用ください」と話していた。

↑海の駅は、海水浴場とは違った楽しみ方ができるのもポイント。自動車でもふらっと立ち寄れるのがうれしい

 

海の駅は全国にあるため、ヨットで日本一周にチャレンジしている人たちには特に重宝されているという。外国人としてはじめてヨットで単独日本一周を達成し、その後日本が気に入って山口県周防大島に住むようになったというカナダ人のカーク・パターソンさんも海の駅を活用していたとのこと。海沿いをドライブする際には海の駅にも立ち寄って、壮大な海の旅に挑戦してきたヨット乗りたちへと思いを馳せてみるのはどうだろうか。

 

そのほか、手持ちのクルマを簡単にキャンピングカー仕様にするオートプロズの「YAKIMA スカイライズ ルーフトップテント」やアストマーティン東京とランボルギーニ横浜による、ランボルギーニ「アヴェンタドール S クーペ」、マクラーレン「720S クーペ」といった高級車も出展。海辺でのアウトドアを楽しんだり、海へと出かける道のりからリッチにしたりするための提案がされていた。年に一度のマリンレジャーの祭典、ジャパンインターナショナルボートショーは、休日をいかに“ハレ気分”で楽しめるかのヒントが満載なのだ。

↑オートプロズ「YAKIMA スカイライズ ルーフトップテント」。ルーフに取り付ければ、自分のクルマがキャンピングカーに変身するというアイテム。普段は折り畳んでおけ、使いたいときに展開する。お値段13万8000円前後

 

↑マクラーレン『720S クーペ』(左)とランボルギーニ『アヴェンタドール S クーペ』(右)。見るだけでもテンションが上がる

 

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