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2018/4/24 6:00

【あおり運転に屈しないドラレコ選び01】前後両方のカメラでフルHD撮影できる!――コムテック ZDR-015の場合

「あおり運転」とは、前方の車両に対して車間を極端に詰めたり、並走しながら幅寄せしたりする迷惑行為のこと。これによる事故やトラブルが多発し、社会問題となっています。もし被害者となったときに証拠として利用できる可能性があるのが、ドライブレコーダーの映像です。万一の事態に備えて、ドラレコの導入を検討してみましょう。

 

コムテック
ZDR-015
実売価格2万7800円

前後カメラを同梱し、いずれもフルHD解像度の映像を撮影できます。HDR/WDRに対応したことで、白トビや黒つぶれ、逆光にも強いのが特徴。6つの安全運転支援機能を備えるほか、カーナビのGPS受信や地デジ受信への影響を抑えるノイズ対策も万全です。

【録画:約200万画素/画面:2.8インチ液晶/レンズ画角:水平115°/GPS:搭載】

 

 

2.8インチのモニターに撮影映像を2画面表示可能

フルHD撮影に対応する2つのカメラで前方と後方の映像を同時に記録できる本機は、あおり運転対策として心強い一台。前後カメラの映像はスイッチひとつで切り替えられ、後方映像をワイプとして2画面表示することも可能です。モニターのサイズは2・8インチと大きめで、視認性も上々。

専用のビューワソフトを使えば、撮影した映像をPCで確認できます。Gセンサーの作動状況や、走行軌跡も合わせて表示されるのが面白いです。駐車監視では最大12時間の録画に対応。ただし別売のキットが必要で、配線には手間がかかります。

 

【設置イメージ】

■フロント

■リア

↑フロントカメラは大きめだがケーブルの収まりは良好。前後カメラの切り替えなど操作しやすい
↑今回試したなかでは解像度は高くないが、対向車のナンバーも十分読み取れる。記録用としては十分のクオリティだ

 

■夜間

↑映像が甘くなったり、色が浅くなったりはせず、雰囲気を忠実に伝える。ライト照射による白トビもなかった

 

↑リアカメラもフロント用と同じ200万画素センサー内蔵で高画質。小型で設置の自由度が高い

 

↑先行車の発進や車線逸脱などを知らせる6つの運転支援機能を搭載。安全運転をサポートする

 

 

 

【AV&自動車評論家・会田 肇さんの評価】

自動車雑誌編集者を経てフリーに。カーエレクトロニクス全般に精通し、ドラレコも数多く試用する

画質:4
機能性:4
操作性:4
コスパ:3

【総合評価:B】2カメラでも扱いやすく昼夜を問わず画質が安定

「前後シーンを確実に捉え、扱いやすさも上々。昼夜を問わず安定した画質も及第点だ。価格は少し高くなったのがネックかも」(会田さん)