新車販売台数ではプリウス、アクア、N-BOX、タントといったモデルが毎月上位を争っているが、中古車市場はどうなのか? そこで、中古車販売の大手ガリバーの協力のもと、昨年3月~今年2月までの1年間で売れた中古車のランキングベスト5を紹介! 定番モデルが上位を占めるなか、意外にもトヨタ車は一台もなしという結果に!
(集計期間2015 年3月~2016年 2月)
【第5位】
ダイハツ軽ハイトワゴンの看板といえる一台
ダイハツ
ムーヴ
ガリバー販売価格 およそ30~150万円 (モデル・状態による)
居住性の良さが人気の軽ハイトワゴン車の中で、ダイハツとしては最も長い歴史を持つモデル。運転のしやすさから女性に選ばれる傾向もあるが、「カスタム」には男性ファンも多い。
【第4位】
クラストップの居住性が人気のコンパクトカー
ホンダ
フィット
ガリバー販売価格 およそ35~170万円(モデル・状態による)
同クラスの中でもトップといえる居住性の良さに加えて燃費性能にも優れた一台。また、一般的な「コンパクトカー=女性」というイメージを覆した、男性ウケの良いデザインも相まって、幅広い人気を獲得。
【第3位】
ファミリー層から支持され続けるミドルサイズミニバン
日産
セレナ
ガリバー販売価格 およそ50~270万円(モデル・状態による)
1991年に発売された後、何度かのモデルチェンジを経て、いまでも愛され続けている一台。堅実な装備とデザインで日常の使い勝手にこだわった、乗る人を選ばない王道的なモデル。ウォークスルースペースを作れるなど、多彩なシートアレンジの便利さは折り紙つきだ。
【第2位】
軽自動車に革命をもたらしたスズキの看板車
スズキ
ワゴンR
ガリバー販売価格 およそ25~120万円(モデル・状態による)
全高を高くすることで広い室内スペースを実現し、まさに軽自動車の常識をくつがえしたモデル。軽ハイトワゴンブームの火付け役になった。以降、デビュー当時のフォルムを維持しながら、デザインや装備を常に進化させて軽市場を牽引。男性向け軽自動車というコンセプトだったこともあり、男性からの支持も厚く2位に。
【第1位】
スペースを最大限に活かしたスーパーハイトワゴン!
ダイハツ
タント
ガリバー販売価格 およそ35~190万円(モデル・状態による)
広さはもちろんのこと、助手席側がセンターピラーレスになっているので開口部が広く、乗り降りや荷物の出し入れがしやすいのが魅力。使い勝手の良さで主婦やファミリー層に支持されているだけでなく、エアロ付きのカスタムも揃っていてスタイリッシュさを求める若いユーザーからも支持されている。幅広い層の人気を集め1位に輝いた。
【調査担当者の分析】
「軽自動車の人気は変わらず、コンパクトカーとミニバンといった実用性・コストパフォーマンスの高いモデルが上位を占めました。ここに今年はプリウスが絡んでくることが予想されます。一方で、趣味性の高いモデルは趣向の多様性によって上位になりにくいでしょう」(ガリバーインターナショナル 自動車研究所所長 鈴木詳一さん)
日常でも使いやすい、実用性の高い車が軒並みランクインする結果となった。今後は新車で販売台数で上位に入っているN-BOXやアクアといったモデルも徐々に順位を上げてきそうだ。