⑪西武新宿線・武蔵関駅近く(東京都練馬区)
◇桜の美しさ ☆☆☆
武蔵関駅〜東伏見駅間に冨士見池という湧水池があり、池を水源とした石神井川沿いが桜並木となっている。路線の南側に石神井川をはさんで並木がある。線路までのほど良い距離があり、桜と走る電車を絡めて撮ることができる。西武新宿線をはさんだ向かい側は、やや高台になっていてそこに咲く桜を入れ込むことも可能だ。
◇行きやすさ ☆☆☆☆☆
撮影ポイントまでは武蔵関駅から東伏見駅側へ300mで約4分と近い。さらに線路を500mほど歩くと富士見池が広がる武蔵関公園へ到着する。池の周囲も桜が多く散策に向いている。
◇撮りやすさ ☆☆☆☆
桜がある線路の南側の道は細め。歩道内に桜があるのだが、木が太くなってしまい歩道を塞ぐような形になっている。しかたなく歩行者は車道を歩くという状態に。そのため歩道内で撮影しているぶんには、逆に歩く人の邪魔にならない。線路の向かい側、北側の道からも撮影できるが、逆光となりがち。
⑫西武多摩川線・新小金井駅〜多磨駅間(東京都小金井市)
◇桜の美しさ ☆☆☆☆
西武鉄道の路線網とは離れた単独路線となっている西武多摩川線。ややレトロな新101系が走る。沿線には桜の名所が多いが、新小金井駅〜多磨駅間が特におすすめ。両駅のちょうど中間地点を流れる野川の周辺に武蔵野公園、野川公園が広がっていて、その隣接地に自然木に近い姿で桜が植えられている。
広がるように咲き乱れる桜の花々と、西武の新101系。西武多摩川線らしい時代を感じさせる鉄塔を絡めての撮影が楽しめる。
◇行きやすさ ☆☆
新小金井駅から約900mで約12分かかる。近くに武蔵野公園があり、JR武蔵小金井駅、もしくは京王電鉄・調布駅からバス利用も可能。武蔵野公園バス停からは徒歩7分の距離。
◇撮りやすさ ☆☆☆☆☆
遊歩道沿いにある桜の木の下にはベンチがある。電車を待つ間、ベンチに座りながらのんびり撮影が楽しめる。上り武蔵境行き電車はきっちり12分おきに走るので、計算もしやすい。遊歩道を降りた下、野川沿いからは空を見上げる形での桜と鉄道の撮影も可能だ。午前中は上記の場所から、午後は野川沿いからの撮影が順光となる。