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2019/8/4 18:00

東日本最後の115系の聖地「越後線」−− 新潟を走るローカル線10の秘密

【柏崎雑感】誘われ足を延ばした信越本線の鯨波駅と鯨波海岸

越後線の巡る旅は終了したが、信越本線の1つ先の駅、鯨波駅へ向かう。信越本線は鯨波駅付近から柿崎駅(上越市)付近まで日本海沿いを走る。

 

鯨波駅といえば、近くに鯨波海岸がある。海を背景に、列車が走る風景が名物となっていた。筆者は「トワイライトエクスプレスfan(学研プラス刊)」という本を6冊ほど制作した関係から、鯨波海岸には毎年のように訪れ、そして撮影をし続けた。2016年春のトワイライトエクスプレスが運行終了から、早くも3年の月日がたつ。

 

それ以降、この路線を走るのは特急しらゆきや、普通列車のみとなった。日本海縦貫線を横断する貨物列車が風景に華を添えるぐらいとなっていて、すっかり寂しくなったように感じる(自らの印象だけかも知れないが)。トワイライトエクスプレスとまではいかないまでも華のある車両が、再び夕陽を背景に走ってくれたならば……。

 

所詮、夢物語かも知れないが鯨波海岸を抜け、さらに越後線を走るような行程を走る“夢列車”が現れないだろうか。そんな思いを胸にしつつ、夕陽に見送られ鯨波海岸を後にするのだった。

 

↑大阪駅と札幌駅を結んだ寝台特急トワイライトエクスレス。下りは夕方に信越本線の鯨波海岸を抜け、上りは早朝に鯨波海岸を走る、という楽しい列車だった。夢見ても仕方ないと理解しつつも、このような列車が今後、再び現れることを祈りたい

 

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