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2019/9/1 18:00

【2019秋 保存版】乗るなら今のうち!消えゆく国鉄形車両 その2〈気動車編〉

 

【国鉄形気動車②】まだ大所帯のキハ40系とはいえ消える地域も

製造年 1977年〜1982年(現存車両数660両)
残る路線 JR北海道からJR九州に至るまでの非電化路線(JR東海を除く)

 

非電化区間を走る気動車は、電車に比べて開発の遅れが目立った。液体式気動車としてキハ10系、キハ20系といった車両が1950年代から70年代にかけて製造されたものの、非力さ、老朽化が目立つようになっていた。その代わりとして生まれたのがキハ40系だった。

 

キハ40系にはいくつかタイプがある。両運転台を持ち1両でも走ることができるのがキハ40形、片運転台のみのキハ48形、扉を都市近郊用に両引きとしたキハ47形の3形式がまずは造られた。以降、モーターを強力にするなどいくつかの派生形式が生まれた。それらすべてまとめてキハ40系と呼ばれている。

 

↑磐越西線を走るキハ40系。新津運輸区のキハ40系が走る代表的な路線だったが、2019年8月19日からは新型GV-E400系が一部の列車に使われるようになっている。2020年の春にはキハ40系で運用される列車すべてが新型車両や、キハ110系に変わる予定だ

 

キハ40系は888両と大量の車両数が造られ、各地の非電化区間に配置された。その中で、JR東海の車両はすでに消滅している。ほかJR各社に残り、計660両が今も使われている。中でもJR西日本が252両と多い。とはいえ、長年、使われてきたこともあり、車内外を更新した車両や、観光列車(JR九州は、観光特急に改造している例が多い)に改造される車両も多い。

 

残るキハ40系の中で近年、JR東日本の車両に減る傾向が目立つ。2020年春までに新津運輸区の車両(計41両)が新型GV-E400系気動車と入換えされることが発表された。

 

新津運輸区のキハ40系といえば、磐越西線や羽越本線、信越本線のほか、只見線の小出駅〜只見駅間で使われている。報道発表では只見線のキハ40系とまでは言及されておらず、このあたり気になるところだ。

 

来春までの削減は新津運輸区のみだが、JR各社では代わりの車両を開発し、増備しつつある。JR九州の香椎線などのように、キハ40系全車をBEC819系電車(交流用蓄電池駆動電車)に変更するというような例も出てきた。各地から例年のように姿を消していく現状が続く。

 

↑JR西日本では現在も多くのキハ40系が残り使われている。JR西日本のキハ40系は、写真のように側面の窓などを改造した更新車がほとんどとなっている。同車両の塗装・朱色は鉄道ファンの間ではタラコ色とも呼ばれ、親しまれている

 

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【国鉄形気動車③】北海道と四国で今も一線で活躍するキハ54形

製造年 1986年〜1987年(現存車両数40両)
残る路線 JR北海道:宗谷本線、留萠本線、函館本線、石北本線など

JR四国:予讃線、予土線、内子線など

 

キハ54形は、キハ31形や、キハ32形と同じく国鉄最晩年に三島(北海道、四国、九州)の経営基盤整備を目的に生まれた車両である。北海道と四国用に計41両が造られた。

 

キハ32形に比べて全長が21.3mと長いことが特徴で、1両での運転が可能なように前後部に運転台が取り付けられた。北海道向け酷寒地仕様50番台(トイレ付き)と、四国用の温暖化仕様0番台(トイレなし)を用意、廃車から発生した部品や、バス用の部品を利用することでコスト削減を図っている。

 

↑釧網本線を走るキハ54形。酷寒対策を施した車両で、道東や道北といった寒さが厳しい地域を走る路線の主力車両として走り続ける

 

JR北海道のキハ54形は旭川運転所と釧路運輸車両所に配置され、より気象条件が厳しい道北・道央の路線での利用がメインとなっている。北海道ではキハ54形よりも車歴が長いキハ40系の車両数が多いことから、まずはキハ40系が先に新造車(H100形気動車DECMO)と入換えということになると予想されている。

 

↑予讃線の普通列車に使われるキハ54形。四国仕様車は0番台で計12両が製造された。現在は松山運転所に配置され、しまんトロッコなどの観光列車にも使われる

 

JR四国では松山運転所に配置され、愛媛県内の予讃線や予土線の路線での運用が多くなっている。四国では特急形気動車の入換えが優先して行われている。そのため普通形気動車の入換えは、かなり先のことになりそうだ。

 

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