「おしゃれは足元から」なんて言葉がある。たしかに、いつも泥だらけのスニーカーを履いている人よりツヤっぽいスウェード靴を履いている人のほうが、おしゃれだと思われがちだ。実はこれ、ファッションに限らずクルマでも同じことが言える。
クルマの“足元”といえば、タイヤである。なぜか昔から「なんで黒いタイヤしかないの?」「デザインがどれも一緒!」といったように、クルマのパーツのなかでも“ダサさの権化”のよう扱いを受けている。一般的には、おしゃれのしようがないと思われているのだろう。
しかし、サイドウォール(横から見える路面に接地しない部分)を磨いて黒光りさせるだけで、クルマ全体がキレイに見えることは案外知られていない。新車を購入した場合、しばらくの間はボディが汚れてもピカピカ感が損なわれないのは、サイドウォールにタイヤワックスが塗られているためである。
もちろんタイヤも経年劣化する。だんだん表面が色あせ、白っぽくなっていく。そんな時は、コーティング剤でタイヤの表面を保護したり、ツヤ出し剤で黒ツヤを取り戻すのが一般的。今回紹介する「タイヤコーティングパッド」は、色あせや汚れなどを防ぐコーティング剤の効果を発揮しながら、黒ツヤを蘇らせる一石二鳥のアイテムだ。
あらかじめスポンジに液剤がしみこませてあるので、あとはタイヤの側面にひたすら塗り込むだけ。塗り込むといっても、塗ったそばから表面にツヤが出てくるので、ただ黄色い面を当てて磨きあげる感覚だ。持ち手側のグレーのスポンジは硬い材質で、多少は力をこめて握ることができるので作業は楽チン。
ちなみに、タイヤのコーティング剤というのは安全面にも寄与する。長期間放置されたタイヤは、やがてサイドウォールにひび割れが生じてくる。ほとんどの場合は放っておいても問題ないが、ひどい時にはこれがパンクの原因となり、事故につながる危険性がある。本製品は、UV吸収剤が配合されており、ひび割れなどのダメージを防いでくれる効果もある。
使いきりタイプで1パッケージ2個入り。本当にタイヤにツヤがあるだけでクルマはキレイに見えるものなので、ぜひ一度試してみてほしい。低価格かつ簡単作業でクルマの足元をピカピカにしてくれる、高コスパな選択肢である。
オカモト産業 タイヤコーティングパッド/実売価格 1197円
【URL】
タイヤコーティングパッド http://www.okamoto-sangyou.co.jp/_carall/wax/tire_coating_pad.html