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2019/12/5 21:00

「ダイハツ」は乗りやすさと安全性能の進化を柱に、激戦の軽自動車市場をリードする

SUVが人気と言われる昨今ですが、国内で販売台数が多いのは軽自動車。単独車種ではホンダのN-BOXが首位ですが、メーカーとしてはダイハツがトップです。人々の暮らしを支える足となっています。

“ユーザーファースト”はダイハツの変わらぬDNA

軽自動車販売台数ナンバーワンの座を、常にスズキと争っているダイハツ。黎明期の代表モデルといえば庶民の足として愛された「ミゼット」で、現在まで60年以上も小型車開発のスペシャリストとしてその技術を研鑽し続けています。いまの代表的モデルといえば、1995年に誕生したムーヴや、2003年デビューのタントなどです。

 

ダイハツのクルマは、豪華ではありません。ですが、乗り降りしやすいドア構造、何よりも軽自動車を選ぶ人が重視する燃費性能の向上など、毎日使うことを考えられた、ユーザーファーストなモデルが多い。独自開発の安全運転支援システム「スマートアシスト」も高い評価を得ており、軽自動車の雄として、不動の地位をキープしていくに違いありません。

 

DATA

創業:1907年(発動機製造株式会社として)

2018年累計販売台数:64万6874台(小型車含む)

現行モデル:16(小型車含む。特装車は除く)

■国内軽自動車 販売台数シェアNo.1(2018年/全国軽自動車協会連合会調べ)

 

新世代のクルマづくり「DNGA」を初採用!ミラクルウォークスルーパッケージも話題に

【その1】タント/タントカスタム

タント

133万1000円〜(スマートアシスト装着車)

■2019年7月発売

■安全支援技術:あり

■ボディ:14色(2トーン含む)

■駆動方式:FF/4WD

 

ボディの「高さ」を伸ばして室内空間を広げた「スーパーハイトワゴン」の元祖。2003年登場の初代モデルは、登場してすぐ大ヒットに。現行モデルは4代目で、ミラクルオープンドアなど従来の魅力である「使いやすさ」をさらに進化させています。

 

SPEC【カスタムRS・2WD】●全長×全幅×全高:3395×1475×1755mm●車両重量:920kg●パワーユニット:658cc直列3気筒ターボエンジン●WLTCモード燃費:20.0km/ℓ

 

タントカスタム

↑タントカスタムは「洗練・上質」をテーマとします。大型グリルやスポーティなバンパーが採用されるなど、よりクールな印象です

 

↑軽自動車の小さなサイズ規格のなか、広大なスペースを実現。1120mmと余裕ある前後乗員間距離は特筆モノです

 

↑最大540mmの運転席ロングスライドシートが実現した「ミラクルウォークスルーパッケージ」。運転席〜後席間の移動も可能となりました

 

↑極細設計のAピラーに加え、横長のメーターや横基調のインパネデザインが採用されたことで、広い視界を確保します

 

↑ステレオカメラを用いた予防安全機能「スマートアシスト」を装備。軽自動車としてはトップクラスの安全性を誇ります

 

【その2】ムーヴ

113万3000円〜

■2017年8月発売

■ボディ:9色

■安全支援技術:あり

■駆動方式:FF/4WD

 

2014年に登場した現行型がいまだに販売台数ランクで5位に入るという、人気の衰えを知らないハイトワゴン軽自動車。ダイハツの基幹モデルです。

 

【その3】ムーヴカスタム

139万7000円〜

■2017年8月発売

■ボディ:11色(2トーン含む)

■安全支援技術:あり

■駆動方式:FF/4WD

 

歴代モデル同様、現行型でも標準モデルとセットで設定されたカスタム仕様。フロントには「X」をイメージさせるデザインを採用しています。

 

【その4】ムーヴキャンバス

127万6000円〜

■2017年9月発売

■ボディ:15色(Stripes含む)

■安全支援技術:あり

■駆動方式:FF/4WD

 

名車「フォルクスワーゲンバス」を彷彿させるデザインの、ムーヴベースのワゴンモデル。両側スライドドアが採用されています。収納スペースも豊富。

 

【その5】コペン

188万6500円〜

■2014年6月発売

■ボディ:10色

■安全支援技術:なし

■駆動方式:FF

 

電動ハードトップを持つ軽オープンスポーツで、現行型は2代目モデル。左からコペン セロ、コペン ローブ、コペン GRスポーツ、コペン エクスプレイ(右)の4タイプが揃います。昨年には屋根の開かないクーペモデルも限定販売されました。

 

【その6】ウェイク

137万5000円〜

■2017年11月発売

■ボディ:14色(2トーン含む)

■安全支援技術:あり

■駆動方式:FF/4WD

 

タントを上回る1835mmの全高を誇るウルトラハイトワゴン。室内の広さを徹底的に追求したことで、キャンプなどで使う大量の荷物も積載できます。

 

【その7】キャスト

124万8500円〜

■2017年10月発売

■ボディ:29色(3タイプ計)

■安全支援技術:あり

■駆動方式:FF/4WD

 

SUV調の「アクティバ」、上質な雰囲気の「スタイル」、スポーツカー的な「スポーツ」と3種類のスタイルから選べるハッチバック。ボディカラーも豊富。

 

【その8】ミライース

85万8000円〜

■2017年5月発売

■ボディ:9色

■安全支援技術:あり

■駆動方式:FF/4WD

 

低燃費&低価格のニーズに応える形で誕生したコスパモデル。ミライースとしては2代目で、スマートアシストなど先進安全装備も充実させました。

 

【その9】ミラトコット

109万4500円〜

■2018年6月発売

■ボディ:14色

■安全支援技術:あり

■駆動方式:FF/4WD

 

女性向けモデルとして誕生したミラの派生車。シンプルで飽きのこない四角いボディと、丸いヘッドランプの対比が特徴です。

 

【その10】アトレーワゴン

156万2000円〜

■2017年11月発売

■ボディ:7色

■安全支援技術:あり

■駆動方式:FR/4WD

 

商用車登録のハイゼットシリーズと兄弟車で、こちらは乗用車登録モデルのワゴン。4人乗車時でも、荷物がたっぷり積める大空間がウリです。

 

【その11】ハイゼットトラック

91万3000円〜

■2018年5月発売

■ボディ:8色

■安全支援技術:あり

■駆動方式:FR/4WD

 

軽トラック初の先進安全装備が採用された商用トラック。キャビンスペースが延長され、座席のリクライニングが可能な「ジャンボ」グレードもあります。

 

【その12】ハイゼットカーゴ

111万1000円〜

■2017年11月発売

■ボディ:7色

■安全支援技術:あり

■駆動方式:FR/4WD

 

現行型で10代目となる長い歴史を持つ軽キャブバン。商用車シリーズでいち早く衝突回避支援システムの「スマートアシスト」が採用されました。

 

【その13】ハイゼットキャディー

121万円〜

■2017年11月発売

■ボディ:6色

■安全支援技術:あり

■駆動方式:FF/4WD

 

ウェイクベースの2シーターの軽バンで、最大積載量150kgを誇ります。ハイゼットシリーズでは初めてトランスミッションにCVTが採用されました。

 

【HISTORY】軽だけじゃない! ダイハツの歴史を彩った“普通車たち”!

トヨタやスバルブランドでも販売され、トールやブーンなどダイハツ主導で開発された(軽ではない)普通車の高性能ぶりはよく知られていますが、過去にも名車が数多く存在しました。下に挙げた3モデルのほかにも、コンパクトSUVのロッキーやコンパクトカーのストーリアなど、通ウケする話題のモデルを市場へ投入しています。

 

【その14】乗用車への進出を賭けたダイハツの処女作

コンパーノ

1963〜1970年

オート3輪の「ミゼット」をヒットさせた同社が、初の四輪乗用車として1963年に発売したモデル。様々なボディタイプが設定されました。

 

【その15】23年もの間発売されたダイハツ渾身のハッチバック

シャレード

1977〜2000年

ダイハツが自社開発した渾身のハッチバックモデルで、1977年にデビュー。翌年には日本カー・オブ・ザ・イヤーも獲得しています。

 

【その16】カローラベースの“シャルマン=素敵な”乗用車

シャルマン

1974〜1988年

1967年にトヨタと業務提携を結んだことで生まれた、70年代における同社のフラッグシップモデル。丸型4灯ライトが高級感を演出します。

 

※:掲載している発売時期は、現行モデルが発売された時期です。

 

文/フォッケウルフ

 

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