バギー型は、シュワちゃんが乗っていてもおかしくない
続いて三輪バギー型の「Kintone Trike(キントーン・トライク)」。最高速度は30km/h、1回の充電で走行できる距離は約30km、充電時間は5-6時間です。ミニカー登録となり、ナンバー取得が必須。運転するには原付免許が必要です。乗車時はヘルメットは義務付けられていませんが、安全のために着用が推奨されています。今年5月にMakuakeにて2450万円の支援を獲得、現在、順次出荷している最中です。
漕いでも漕がなくとも走れる、折りたたみe-Bike
最後は折りたたみマウンテンバイク型の「Kintone X(キントーン・エックス)」。電動時3段ギア搭載で、9-33kmのスピードが出ます。1回の充電で70-80kmの走行が可能で、電気の力だけで走ったり、自転車のように自分で漕ぐこともできます。原付登録なのでナンバー必須、ヘルメット必須、保安部品搭載。2020年春をめどにクラウドファウンディングをスタートする予定です。価格は未定。
なお、この日はBリーグ所属のプロバスケットボールチーム、茨城ロボッツのチアダンスチーム「RDT」がKintoneオフロードモデルに乗ってダンスを披露、新製品発表会を盛り上げてくれました。RDTが乗っているモデルはキントーンのスポンサードによるもの。普段も試合中のハーフタイムなどに、キントーンに乗ってパフォーマンスを披露しているとのことです。なお、茨城ロボコラボモデルも発売中。
キントーンの渡邊社長は、電動モビリティは日本の社会問題を解決できるポテンシャルを持っていると説明します。「高齢化や過疎化などにより、日本には約800万人の買い物難民がいると言われています。空き家も増えています。手軽な移動手段となる電動モビリティが普及することで行動範囲が広がり、こうした社会問題を解決する一助になる可能性があります。交通渋滞の緩和や排気ガスの低減もそうです」。現状、日本ではナンバーを取得しない限り公道を走れませんが、海外ではすでに電動モビリティが自由に公道を走っている国が多くあります。日本は道路が狭い上に交通量が多く、電動モビリティと歩行者、クルマが安全に共存するための環境が整っているとは言い難いですが、まずは常総市のアグリサイエンスバレーのような新しい施設を特区として試験導入してみてもよいのではと考えます。キントーンと常総市のコラボ事業に注目していきましょう。
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