乗り物
2020/1/5 18:30

【2020年本命ヒット予測ランキング】クルマ・乗り物は、ラク&快適が合言葉でっせ!

本稿では、2020年に間違いなくヒットするであろう“クルマ・乗り物”を予測! キーワードは「ラク&快適」です。まずは、公道走行可能な電動キックボードから。

 

原付登録で公道走行が可能!身近な足になるときが来た

海外では身近な足として多くの人が利用している電動キックボード。日本でも徐々にその認知度が上がり、駅から目的地までの距離を新たなモビリティでつなぐ「ラストワンマイル」の構想に合う乗り物として、2019年には各地で実証実験が盛んに行われました。

 

現状、公道で走行するには原動機付き自転車(原付)と同じ扱いになり、ナンバー取得、ヘルメット着用、自賠責保険への加入が必要ですが、時速20kmほどでラクに移動できる電動キックボードは日本でも受け入れられると、相次いで新製品が登場。価格も10万円ほどのモノが多く、手が届く範囲です。持ち運んでサッと乗れる手軽さは、身近な足になるに違いありません。

 

【電動キックボード】公道走行可能で短区間の移動にピッタリ

ヒットの理由

普及が進んでいない日本での市場参入を目指す企業が次々と登場。Kintone α GOをはじめ、K-モビリティのZERO9など、新製品も続々と投入されています。

ヒット予測 星2.5

 

公道走行&持ち運び可能!駅から目的地までの移動に最適

Kintone

Kintone α GO

実売価格10万9890円

最高23km/h、1充電あたりの最大走行距離が5~10kmという、ちょっとした移動にぴったりの電動キックボード。クラファン「Makuake」で2700万円を超える出資が集まり、2020年2月から出荷が開始されます。

 

↑質量は約10kg。折りたたむことが可能で、ショルダーストラップを付ければ持ち運びもできます

 

シェアライドで利用チャンスが拡大する

シェアリングによる電動キックボード実証実験が各地で実施中。千葉県ではWind Mobility Japanが国内で唯一の公道走行を含めた実証実験を実施するなど、利用する機会が増えています。

 

↑海浜幕張駅周辺3か所にステーションを設置。スマホアプリで予約し、乗車時に運転免許証情報を入力してロックを解除します

 

【コミューターEV】シニア層や運転初心者がターゲット

ヒットの理由

都市・山間部など、地域に即した移動手段を求める声は多い。超小型EVの導入を検討している法人や自治体はすでに100以上と、注目が集まっています。

ヒット予測:星2

 

法人や自治体が早くも導入予定

トヨタ

超小型EV

価格未定 2020年冬ごろ発売予定

シニア層のほか免許取りたての運転初心者の近距離移動などを主な利用目的とする2人乗り超小型EV。最高速度は時速60kmで、1充電の航続可能距離は100km。最少回転半径は3.9mと、軽自動車よりも取り回しが良い。

 

↑トヨタ車体のひとり乗り超小型EV「コムス」。荷物の配達などで多く使われています。79万9537円~

 

【コネクティッドカーナビ】ドライブ中の楽しみ方が一気に広がる

ヒットの理由

通信にかかるコストが格安。購入後1年間は無償で通信が可能。その後は1年プラン(1万2000円)を選ぶと、1日あたり33円と格安です。他社も追随しそうです。

ヒット予測:星3

 

ネット動画や録画番組を視聴

パイオニア

サイバーナビ AVIC-CQ910-DC

実売価格21万円前後

市販カーナビ初の常時ネット接続を、4GLTE回線を使って実現。YouTubeなどの動画を視聴でき、車内での楽しみ方が一気に広がりました。Wi-Fiルーターの機能も備え、同乗者がスマホなどをWi-Fi経由でネット接続することが可能です。

 

↑ネット接続経由で、家のレコーダーに録り貯めた録画番組をサイバーナビで視聴可能。同乗者も退屈しません

【自動運転レベル2.7】合流や分流も自動運転化する

ヒットの理由

自動運転レベル3(条件付き自動運転化)の実現を目指し、公道上におけるルールを定めた改正道路交通法が国会で成立。法整備が普及への追い風となります。

ヒット予測:星1

 

自動運転レベル3実現の日は近い

トヨタ

Highway Teammate

2020年実用化予定

自動車専用道路での合流、車線維持、分流などの自動運転を行える実験車。日産はスカイラインでのハンズオフ運転を「自動運転レベル2.5」と称したが、トヨタは合流や分流も自動運転。“レベル2.7”と呼びたい。

 

↑ETCゲート通過後、ドライバーのスイッチ操作により自動運転を開始。本線への合流も自動化するのは初となります

 

【融合型クルーザー】バンとSUVのイイトコ取り!

ヒットの理由

Tjクルーザーは前身モデルのFjクルーザーよりもコンパクトとの予想。ゴツいデザイン×取り回しの良さという組み合わせは、ヒットしないワケがありません。

ヒット予測:星3

 

斬新なデザインは若者にもウケる!

トヨタ

Tjクルーザー

価格未定

2017年の東京モーターショーでコンセプトモデルが登場し、斬新なデザインが話題を呼んだTjクルーザーが20年に発売予定。人気のSUVとミニバンを融合させ、デザイン性と使い勝手を両立。若い世代を中心に爆売れ必至。

 

↑3列シートモデルも登場予定。すべてのシートバックを倒せば、超ロングかつフラットな積載スペースが出現

 

【まち直結ステーション】久々の新駅開業!

ヒットの理由

共に久々の新駅。高輪ゲートウェイ駅には、商品を手に取るだけでウォークスルーの買い物が可能な「無人AI決済店舗」も開業するなど、話題性も高い。

ヒット予測:星1.5

 

山手線49年ぶりの新駅は2020年3月14日開業

JR東日本

高輪ゲートウェイ駅

田町駅と品川駅間の車両基地跡を整備する、再開発事業により誕生。2024年ごろの完成を目指して建設が進められ、オフィスや商業施設が融合した「グローバルゲートウェイ品川」の玄関となります。

 

日比谷線56年ぶりの新駅は2020年6月6日開業

東京メトロ 日比谷線

虎ノ門ヒルズ駅

「虎ノ門ヒルズ森タワー」周辺の再開発事業が進んでいますが、その玄関となるのが虎ノ門ヒルズ駅。再開発事業で生まれる駅広場や周辺ビルと直結し、利便性が向上します。

 

【大胆リニューアルトレイン】名古屋~大阪間を快適に移動できる!

ヒットの理由

ビスタカー、アーバンライナーに続く、名阪特急の新車両。アーバンライナーの白を基調としたデザインとは異なる斬新なカラーも、鉄道ファンの心をつかみます!

ヒット予測:星2

 

32年ぶりの大幅リニューアルでより快適な旅行が実現

近畿日本鉄道

ひのとり

2020年3月14日運転開始

大阪難波と近鉄名古屋を結ぶ名阪特急が、32年ぶりにリニューアル。メタリックレッドの車体や、鉄道では日本最大級となる130cmの座席間隔を誇る本革シートを備えたプレミアム車両が話題を呼んでいます。

 

↑本革シートが2列+1列で並ぶプレミアム車両。シートは電動リクライニングで、シートヒーターも備えられています

 

久々に夜行列車が登場!「名車両リニューアル」特急

JR西日本

WEST EXPRESS 銀河

2020年5月に運転を開始する新型特急。まずは京都・大阪と出雲市を結ぶ夜行特急として運転予定です。車両は、京阪神で新快速として活躍した“名車両”国鉄117系をリニューアルしたもの。

 

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