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2020/4/8 21:00

自動車史に残ること間違いなし!ガソリンエンジンの新機軸、「スカイアクティブX」の実力は?

外観と同じく室内の仕立てもドライバーズカーらしい作り

シンプルにして独自のキャラクターを持つ、という点はインテリアにおいても同じ。前述したボディサイズを思うと居住空間、ラゲッジスペースのいずれも特別広い方ではありません。絶対的な空間は十分に実用的ですが、ファストバックの後席については太いリアピラーの影響もあって薄暗く、多少の閉塞感があることも否定できません。

↑外観と同じく、基本的にはシンプルですがインパネは適度なタイト感を演出するスポーティな仕立てになります

 

↑試乗車は「バーガンディ・セレクション」ということでシートはレッドのレザー仕様に。華やかな見ために加え、座り心地も満足できる仕上がりでした

 

↑リアピラーが太いこともあって、リアシート回りは少し薄暗い印象。絶対的な空間に不足はありません

 

とはいえ、前席についてはドライバーズカーらしい適度なタイト感があって居心地は上々。先代「CX-5」以降、マツダはドライビングポジションに対するこだわりも強くアピールしていますが、マツダ3もその例に漏れません。車内で地デジなどの動画を楽しみたい層から不満の声も出そうですが、やや小さめなインパネ中央のディスプレイも実用上の不満はありません。強いて難癖をつけるなら、“回して押す”ダイヤル主体のインターフェイスにあまり進化が感じられないことぐらいです。

↑インパネ中央の8.8インチのセンターディスプレイには、システムの作動状態を表示可能。圧縮着火を示す「SPCCI」はここに表示

 

↑メーターはアナログと画像を併用するレイアウト。画像となる中央部には、運転支援システムなど、多彩な表示が可能です

 

↑ファストバックの後席は、非対称の分割可倒式。ラゲッジスペースは、載せる荷物に応じたアレンジが可能です

 

いまどきの最新モデル、ということで運転支援システムを筆頭とした装備品も充実しています。歩行者や自転車検知機能付きの衝突回避・被害軽減ブレーキはもちろん、車線逸脱警報システム、ATの誤発進抑制制御などはグレードを問わず標準化。国が推奨する「サポカーSワイド」にも適合しています。

 

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