電車の忘れ物に関する記事は度々ニュースになりますが、高速道路の忘れ物に関する記事はあまり目にした機会はないのでしょうか? NEXCO西日本が昨年(平成27年)度のサービスエリア(SA)・パーキングエリア(PA)における忘れ物の調査結果を発表。とても興味深い内容だったので、取り上げていきたいと思います。
昨年1年間で、NEXCO西日本お客さまセンターやSA・PAのインフォメーションコーナーに寄せられた、忘れ物・落し物に関する問い合わせは約1万9000件。1日あたり約50件の問い合わせがあった計算です。今回の調査結果で多かった忘れ物・落し物は以下のとおり。
月別件数は以下のとおりで、お盆の交通混雑期となる8月が2478件と一番多くなっています。
昨年8月の上位は財布類345件、携帯電話類338件、衣類・履物類301件となっており、この3つのカテゴリで全体の4割を占めています。また、冬期の場合は衣類・履物類の忘れ物・落し物がもっとも多くなるようです。なお、場所別に特に多い忘れ物・落し物は以下のとおり。
特にトイレでの忘れ物が多いことから、トイレ内では以下の注意喚起(掲示)を行っていりますが、トイレから出られる際には今一度お手回り品を確認してください。
もし忘れ物をしてしまった場合は、SA・PAのインフォメーションコーナーに知らせるか、NEXCO西日本お客さまセンターに連絡してください。また、SA・PA内で落し物を見つけた場合は、SA・PAのインフォメーションや店舗スタッフに知らせるといいでしょう。
もし駅構内の施設や飲食店に忘れ物をした場合は、電車に乗ればすぐに戻ることができます。しかし、SA・PA内に忘れ物をしてしまうと、電車のように簡単に戻ることができないので注意が必要です。また、調査結果から見て取れるように、忘れ物で多いのが「財布」や「携帯」、「かばん類」といった落とすと結構致命的なもの。NEXCO西日本管内でこれだけの数字ということは、中日本、東日本を併せると、かなりの数字になることが予測できます。行楽地を満喫するためにも、高速道路内での忘れ物にはくれぐれも注意したいですね。
【URL】
NEXCO西日本 http://www.w-nexco.co.jp/