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2022/1/14 18:15

どう違う? どれを買うべき? 自転車通勤向きe-Bikeの3モデルを比較してみた

【チェックポイントF】走行フィーリング

実際に乗ってみても、各車の特徴が感じられます。e-Bikeは法規によってアシストできる力は人がペダルを踏んだ力の2倍まで、時速10kmから徐々にアシストが弱まり、時速24kmでゼロになります。そこまで規定されていると大きな差はなさそうですが、走行フィーリングには結構違いがあります。

 

一般の電動アシスト自転車に比べると、e-Bike向けのドライブユニットは出だしからパワーの出方がスムーズという特性がありますが、なかでもパナソニックとBOSCHのユニットは低速からパワフルな乗り味。パナソニックのほうがやや出足が鋭く、BOSCHのほうが回転を上げていったときにスムーズな印象です。MANTUS 27 TRKに搭載されるAKM製ユニットは、パワフルさでは前の2モデルに一歩譲りますが、e-Bikeらしいスムーズなアシストが味わえます。

 

ブレーキの違いについては触れましたが、機械式と油圧式の差異だけでなくレバー形状による違いも感じました。唯一、機械式を装備するMANTUS 27 TRKはレバーも4本の指で操作するタイプで、一般の自転車から乗り換えた人にも操作しやすそう。逆にスポーツタイプに乗り慣れた人は2本の指で操作するタイプのほうが握りやすいと感じるでしょう。

 

【その1】ベネリ「MANTUS(マンタス) 27 TRK」

↑車重22.0kg(バッテリー含む)と3モデルの中で最も軽いだけあり、走行フィーリングはかなり軽快

 

↑機械式ディスクブレーキのMANTUS 27 TRKは、レバー形状が4本の指で握るタイプ

 

【その2】パナソニック「XU1」

↑24.5kgと3モデルの中で車重が一番重いXU1ですが、アシストが出足からパワフルなので、重さを感じることはありませんでした

 

↑グリップは手のひらを受け止めるエルゴノミック形状。ブレーキレバーは2本の指で操作するタイプ

 

【その3】トレック「Verve+ 2 Lowstep」

↑車重23.58kg(Mサイズ)の「Verve+ 2 Lowstep」はクロスバイクタイプがルーツだけに見た目よりもかなり速い

 

↑ほかの2モデルとは違い、本モデルは油圧式ディスクブレーキなので、2本の指でレバーを握っても十分な制動力を発揮します

 

 

【今回のまとめ】

3モデルを乗り比べてみましたが、最も価格が安いMANTUS 27 TRKは随所に一般自転車のパーツを採用し、コストを抑えながら初めてスポーツタイプの自転車に乗る人にも乗りやすく仕上がっています。これからe-Bikeに乗り始めようという人におすすめできます。

 

XU1は五輪ケイリン競技の先導車からフィードバックされたフレーム設計を採用しているだけあり、スピードを出した際の安定感は抜群。通勤などの日常使いから、休日の長距離ツーリングなどにも対応できます。乗っていると遠くに出掛けたくなる乗り味です。

 

Verve+ 2 Lowstepはローステップのフレーム形状ですが、BOSCHユニットを採用していることもあって、クロスバイクタイプと遜色ない走行性能。ハンドルやサドルの調整幅も大きく、幅広い体格に対応するので、夫婦で共用する使い方にも対応できそう。

 

e-Bikeは行動範囲を飛躍的に広げてくれる乗り物ですが、価格は決して安くないので、使い方や好みに合わせて適した車種を選びたいところ。この記事が参考になれば幸いですが、まだ乗ったことがない人は、一度試乗してみることをおすすめします。乗ってみれば、その車種が1つの基準になりますし、確実に新たな世界が開けるはずです。

 

撮影/松川 忍

 

 

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