米グーグルは自社の従業員向けに、Unagi社の電動キックボードを無償で提供すると発表しました。
電動キックボードとは移動を電動モーターによってアシストする乗り物で、日本でも複数都市にて実証実験が開始されています。移動速度はそこまで高速ではありませんが、国や地域によってはヘルメットを被らなくても利用できる気軽さが特徴です。今回の導入は社員によるオフィス、あるいはバス停への通勤が想定されています。
Unagiの電動キックボード「Model One」はデュアルモーターを搭載したモデルで、最高時速20マイル(時速約32キロ)かつ航続距離15.5マイル(約25キロ)を実現。通常は990ドル(約12万円)で販売されており、月額49ドル(約6000円)でのレンタルも可能です。
グーグルは新型コロナウイルスによるパンデミックの影響により、これまでリモートワークを実施してきました。一方でオフィスでの勤務が再開されることに、拒否感をしめす社員もいます。今回のUnagiの電動キックボードの導入は、そんな社員の出社を後押しするものとなります。
グーグルはカリフォルニアのマウンテンビュー本社のほか、シアトル、カークランド、アーバイン、サニーベール、プラヤビスタ、オースティン、ニューヨークにてUnagiの電動スクーターを導入します。便利な電動キックボードが社員の出社を後押しすることができるのかどうかが、注目されます。
image: Unagi
Source: The Verge