電気自動車メーカーのテスラの電動トラック「Semi」の、量産車の納車が開始されました。最初の顧客は飲料メーカーのペプシで、100台の納車が予定されています。
Semiは2017年に初披露された電動トラックで、300マイル(約480km)版が15万ドル(約2000万円)、500マイル版が18万ドル(約2400万円)で販売されます。これはディーゼル燃料のトラックよりもかなり高額ですが、電動化により20%高効率な走行が可能なことから、100万マイル(約160万キロ)の走行で最大25万ドル(約3400万円)の節約が可能だとアピールされています。
Tesla Semi driving 500 miles, fully loaded, on a single charge pic.twitter.com/iZzomLcwZF
— Tesla (@Tesla) December 2, 2022
Semiは1MWの巨大なバッテリーパックを搭載し、最大8万ポンド(約36トン)の荷物を牽引可能。時速60マイル(約時速96km)まで20秒で到達し、0〜80%までわずか30分で充電できます。さらに強化型オートパイロットのほか、ジャックナイフ軽減システム、ブラインドスポットセンサー、車両管理用データロガーが搭載されています。
これまで出荷がたびたび延期されてきたものの、とうとう納車を開始したSemi。その省エネ性能がどれだけ市場から評価されるのかに注目です。
Source: Engadget