先端のデジタル技術でファッションを楽しくする、ソニーの腕時計「FES Watch」シリーズの新作「FES Watch U」が、6月12日に一般販売を開始。新製品では、より自分好みのデザインにカスタマイズできるよう自由度がアップしています。
ソニーのデジタル技術をファッションに応用したら?
FES Watchシリーズは、文字盤とベルトが1枚の電子ペーパーでできているスタイリッシュな腕時計型の“ディスプレイウォッチ”。ソニーが新規事業の創出を目的に展開するプロジェクト「SAP(Seed Acceleration Program)」から誕生した製品で、そのコンセプトは「自分らしく、時を着る。」。これまでソニーがオーディオ・ビジュアルやモバイル、PCなどの開発から培ってきた先端のデジタル技術をファッションに広げたらどうなる? という発想から生まれたユニークな腕時計です。
初代のFES Watchは2015年の11月に発売。モノクロ電子ペーパーのディスプレイに表示される24種類の様々なパターンを、本体のボタンをクリックするだけで簡単に切り替えられるスマートな腕時計は、ソニーの狙い通り、ファッションの感度が高いユーザーを中心に人気を集めました。
最新モデルの「FES Watch U」は昨年の秋に開発がスタート。ソニーのクラウドファンディングサイト「First Flight」でプロジェクトを達成して、今年の4月から支援者への発送を行ってきました。そしていよいよ6月12日に一般販売が開始されたのです。
画像のカスタマイズ機能でデザインは無限大
第1弾のFES Watchとの最も大きな違いは、本体にプリセットされているデザインだけでなく、iOS/Android対応のスマホアプリ「FES Closet」を使って電子ペーパーに表示される画像のカスタマイズが可能になった点。スマホで撮影した写真やPCで作成した画像などをアプリで読み込み、Bluetooth経由でFES Watch Uに転送して本体の電子ペーパーディスプレイに表示。世界でひとつだけの個性的なデザインを身につけることができます。
質感や防水性能も向上
初代のFES Watchは全体にプラスチックな質感の強い腕時計でしたが、新しいFES Watch Uはステンレス(SUS316)製のケースと、文字盤の風防に強化ガラスを採用したことでより洗練されたファッション性の高い腕時計に進化しています。プレミアム・ブラックのモデルは風防に反射防止コーティングを施したサファイアガラスを、そのほかのカラバリも強度の高いミネラルガラスを使っています。メタルケースはプレミアム・ブラックのモデルが表面にチタン化合物をコーティングしたイオンプレーティング処理としたことで、より強く傷が付きにくくなっています。
防水機能は初代FES Watchが日常生活用防水対応でしたが、新しいFES Watch UはしっかりIPX5/IPX7相当まで性能が向上。アウトドアやキッチンでも安心して使えそうです。バッテリーはボタン電池からリチウムイオン充電池に変更されてます。
“ソニーのデジタルウォッチ”と聞けば、いろんなセンサーが乗っていて、スマホとつないでハイテクなことがあれこれ遊べるハイパーなデジモノをイメージしがちですが、FES Watch Uは電子ペーパー・ディスプレイを身に着けてファッションを楽しむという、今までにないシンプルな感覚のデジタルギアです。モノクロ表示だからこそできる優美なパターンを生かしたムダのないエレガントなデザインは、ドレッシーな装いやビジネススーツにもぴたりとハマり、オトナの時間を華やかに彩ってくれそうです。スマートウォッチは操作が難しそうだし、バッテリーの充電も面倒と敬遠されていた方にも、手軽にオシャレができるFES Watch Uはおすすめですよ。