旅先では現地ならではの料理を試してみたいもの。でもそれらのメニューのすべてがおいしいとは限らず、「もう勘弁して!」と思うような食べ物があるかもしれません。そこで、海外の料理サイトがまとめた「最も嫌いな世界の料理」をご紹介しましょう。日本の食べ物もランクインしています。
このランキングは、世界各地の料理を紹介するサイト「TasteAtlas」がまとめたもの。世界中から寄せられた59万6403件のレビューのうち、ボットによるレビューのほか、愛国心や郷土愛が強い偏ったレビューなどをのぞいて、正式に認められた38万5835の件レビューをもとに100品を選び出しました。その結果は次の通りです。
「最も嫌いな世界の料理」トップ10
- 1位 ブラッドプラット(BLODPLAT) (フィンランド)
- 2位 ボカディージョ・デ・サルディナス(BOCADILLO DE SARDINAS)(スペイン)
- 3位 カルスクローブ(CALSKROVE)(スウェーデン)
- 4位 アングラス・ア・ラ・カスエラ(ANGULAS A LA CASUELA)(スペイン)
- 5位 ウナギのゼリー寄せ(JELLIED EELS)(英国)
- 6位 ラーメンバーガー(米国)
- 7位 チャパレレ(CHAPALELE)(チリ)
- 8位 ファバ・ア・ラ・カタラナ(FAVES A LA CATALANA)(スペイン)
- 9位 オーラメイター(THORRAMATUR)(アイスランド)
- 10位 ゲーンタイプラー(KAENG TAI PLA)(タイ)
1位だったのは、フィンランドの「ブラッドプラット」と呼ばれる伝統料理。ライ麦または大麦の粉でできた餃子のような料理なのですが、トナカイなどの動物の血液を混ぜ込んでいるため、見た目は赤黒くてグロテスクです。
2位の「ボカディージョ・デ・サルディナス」は、イワシの缶詰を具材に、トマト、レタスなどの野菜とともにバゲットで挟んだサンドイッチ。
3位の「カルスクローブ」は、ピザ生地の上にハンバーガーをのせて折りたたみ包んだもの。ボリュームのありすぎるメニューで敬遠されたのかもしれません。
トップ10に入ったのは、なぜか北欧やヨーロッパ各国のものばかり。現地ならではの伝統食が多いようです。
一方、最も嫌いな世界の料理100品には日本の料理もランクインしていました。
- ナポリタン(70位)
- 皿うどん(87位)
- 赤飯(94位)
どれも日本ではおなじみの料理ですが、海外の人から見ると奇妙に見える部分があるのかもしれません。
とはいえ、異文化とはそういうものでしょう。珍しいものや新しいものに好奇心旺盛な方は勇気を出して食べに行ってみてはいかがでしょうか? きっと新しい発見があるかもしれません。
【主な参考記事】
Daily Mail. Classic British dish named as one of the worst in the world. January 10 2025
Tasteatlas. 100 Worst Rated Foods in the World. January 8 2025