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2025/4/12 7:00

イケアが「2kmの直線型店舗」を新計画! もう迷わない?

イケアといえば巨大な店舗が特徴ですが、最近発表された新たな計画は、端から端まで2kmもある直線型。なぜ、そんな店舗を作ろうとしているのでしょうか?

↑まるで迷路のようなイケア(画像提供/Unsplash)。

 

イケアが明かした最新の店舗計画は、これまでの常識を覆す、ワンフロアのシンプルな直線型。こんな計画を立てた理由は、店内でのナビの複雑さを軽減させるためです。

↑イケアの新しい直線型ストア(画像提供/Instagram)。

 

イケアの従来の店舗は、迷路のような入り組んだ構造でした。しかし、GPSや地図アプリの発展と、それに頼る生活が当たり前になっていることから、人々のナビゲーションスキルが落ちているというのです。実際、営業を終了した店舗で、警備員が迷子になった顧客を見つけたこともあったそう。そんなことから、迷子になる顧客に対応するため、シンプルで人々が迷うことのない店舗レイアウトが提案されているのです。

 

計画されている店舗では、入口からリビング、壁面・メディア収納、キッチン・ダイニング、ベッドルームという順にコーナーが分かれ、中央にレストランが設けられ、後半にはトイレ、照明などのエリアがあり、出口に会計が用意されています。顧客は細長い長方形の店舗の一方に設けられた入口から中に入り、そのまま真っすぐ進んで、それぞれのコーナーを通って、反対側の端にある出口で会計して買い物を終えます。

 

フロアは1階のみで、顧客は入口から出口に向かって真っすぐ進むだけ。だから「絶対に迷子になることはない」と、イケアは話しているのです。

 

実際にこの店舗を訪れることになるなら、迷子になる心配はないかもしれませんが、全員が2kmもの距離を歩くことになり、別の不満が生まれそうな気も……。しかし、イケアに限らず店内のレイアウトをもっとシンプルにしていくという動きは、他店でも今後生まれていくことになるのかもしれませんね。

 

【主な参考記事】

Dezeen. IKEA to build two-kilometre-long store that is “impossible to get lost in”. April 1 2025

 

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