気軽に本格的なコーヒーを楽しめるカプセル式のコーヒー。淹れた後の片付けが楽という魅力がある一方、カプセルのごみが出てしまうもの。そこでイタリアのコーヒーメーカーが提案したのが、カプセル自体をコーヒーで作った新しいカプセルコーヒーです。

従来のコーヒーメーカーでは、フィルターのセットや終わった後の片付けが面倒と感じる方もいるでしょう。そんな手間を簡略化できるのが、カプセル式コーヒーメーカーの魅力です。ただし、カプセルコーヒーのカプセルは、プラスチックやアルミニウムなどの素材でできており、使用後もごみとして出てしまいます。
そこで生まれたのが、カプセル部分もコーヒーで作った「Tablì」。イタリアのコーヒーブランド「ラバッツァ」が、ジュリアナ・リマ・ヴァスコンセロスさんというアーティストと共同で作った物で、先日イタリアで開かれた世界最大規模のデザインの見本市・ミラノデザインウィークで発表されました。
まるでダークなコルクのような見た目のTablìは、コーヒーを圧縮してできているそう。Tablì専用のマシンにセットして、コーヒーを淹れた後に残るのは、コーヒーカスのみです。5年の研究開発を経て生まれたTablìには、特許を取得した技術が15以上も使われているのだとか。
環境に配慮して、アルミニウムやバイオプラスチック、堆肥化可能なカプセルのコーヒーもありますが、大半は使用後に廃棄されているとみられるカプセルコーヒーの世界。Tablìは、そんなコーヒー業界にとって新しい一歩となる可能性があるようです。
【主な参考記事】
Designwanted. Tablì eliminates traditional waste by making the capsule entirely out of coffee. May 9 2025
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