一日の長さも微妙に変わる!?
そもそも「1日」の長さは、かつて、地球の公転と自転をベースに決められました。太陽が真南に位置する時刻から、次に太陽が真南にのぼるまでの平均時間を、24時間として定義されたのです。しかし現在は、時間を測定する技術が進歩して、セシウム原子の振動数を基準にした「原子時計」が誕生。1秒の長さがとても高精度になり、世界の標準時計などに使われています。
その結果、地球の自転は一定ではなく、遅くなったり速くなったりわずかなズレが生じていることが判明。そこで、原子時計にもとづいた時刻と天文時でズレが0.9秒以内になるように、必要に応じて1秒単位の「うるう秒」を挿入して補正されているんです。
1972年から2017年までの46年間で、うるう秒が挿入されたのは27回。直近では、2017年1月1日の午前8時59分59秒と午前9時00分00秒の間に、「8時59分60秒」が設けられて、1秒分追加されています。
まだまだ未知のことが多い、はるかかなたの宇宙や地球のこと。人間のテクノロジーや頭脳によって、人類すら存在しなかった太古の宇宙についても、少しずつ解明されていくなんて、ロマンを感じずにはいられないですね。