ワールド
2023/5/19 17:00

コロナ禍明けで高まる旅気分。今こそ知って得する「旅行ハック」とは?

新型コロナウイルスが5類に移行し、各種の規制が緩和され、コロナ前の生活に戻りつつあるいま。そろそろ「控えていた旅行を楽しみたい」と思う方もいるでしょう。そこで、お得で安心な旅行を実現するのに役立つ「旅行ハック」を紹介しましょう。

↑やっぱり得しないとね

 

ビザの緩和や円安の影響で訪日観光客が急増した2022年10月、旅行サイトのエクスペディアが「2023年の旅行節約術」を発表していました。すでにご存知の方もいるかもしれませんが、発表当時の日本はまだコロナ禍にあっただけに、この情報に気が付かなかった人も少なくないかもしれません。

 

この旅行節約術の要点だけを振り返っておくと……

 

  • 日本における国内線は土曜日、国際線は日曜日に予約するべき。国内線を土曜日に予約すると、金曜日に予約する場合に比べて平均で約41%、国際線なら日曜日に予約すると最大で約35%もお得な価格になるそうです。
  • 国内線の航空券を最安値で購入できるのは出発の39日前から。国際線の場合は出発の約10日前に価格が最高値になるとのことで、なるべく早く予約したほうが良いそうです。
  • 融通がきくなら、旅行のスケジュールは「金曜日発」に合わせて計画を立てるのがおすすめ。国内線も国際線も金曜日に出発すると平均で13~15%お得になるとのこと。
  • 欠航は、21時以降に出発するフライトで発生しやすいそう。21時前に出発の便に比べると、約3倍も欠航の確立が高くなります。

 

遅延・欠航、荷物が紛失したら…

一方、最近、米国で話題になっている旅行ハックは、フライトの遅延と欠航、荷物の紛失に関するもの。

 

アメリカ連邦航空局によると、2022年に報告された荷物の紛失は1万5453件。フライトの遅延は1万1000件以上、欠航は約2600件に上っています。これらは確かによくあるトラブルであり、フライトの遅延や欠航が起きた場合、多くの人は「何もできることがない」と思うかもしれません。

 

しかし、そんなときのハックについて紹介しているのが、エリカ・カルバーグ。TikTokで900万人のフォロワーを持つインフルエンサーで、弁護士です。

 

エリカさんは、運輸省と航空会社の約款を見るべきと主張。「運輸省のウェブサイトには、フライトの遅延・欠航の場合にどうすればいいか記載されている」と話しています。例えば、航空会社の都合でフライトが3時間以上遅れた場合、客は食事のほか、夜間なら宿泊場所を提供される権利があるとのこと。

 

また、預けたスーツケースなどが破損した場合は、航空会社が最高3800ドル(約52万6000円※)までその責任を負う可能性があるとのこと。エリカさんは、荷物を預ける前にスーツケースの写真を撮っておき、追跡タグも付けておくのがおすすめと言います。これにより、万が一スーツケースが破損しても、そのことを証明できるうえ、追跡タグで紛失されていないかも確認できるのです。

※1ドル=約138.4円で換算(2023年5月19日現在)

 

2023年の夏こそは「久しぶりに旅行を楽しみたい!」と考えている方は、これらのハックを参考にしてみてはいかがでしょうか?