英国のLCCで7月、機体が重すぎて離陸できず、一部の乗客に飛行機を降りてもらったという珍事が起きたように、飛行機にとって重さとバランスは重要なもの。そんな当たり前のことを再確認させるハプニングが、今度は米国で起きました。空港のゲートに到着した機体が、シーソーのように傾いてしまったのです。
このハプニングが起きたのは、ニューヨークのジョン・F・ケネディ国際空港。搭乗ゲートに止まっていたジェットブルーの飛行機(エアバスA321ceo)が、後方に傾いて尾翼は地面に付き、逆に前方部分は完全に持ち上がって、車輪が注に浮いてしまったのです。
この原因は、機体の重量のバランスが崩れたこと。ちょうど、積み込んでいた乗客の荷物を運び出していたところで、そのバランスが崩れてしまったそうなのです。ジェットブルー側も「降機中の重量とバランスの変化で起きた」と事態を認め、今回のことを検証してフライト前に機体の検査を行うとのこと。
今回のハプニングで負傷者は出ておらず、結局、飛行機はその後もとに戻ったそうです。
ふだん利用している飛行機は、こんなふうにバランスを崩すことはめったにありませんよね。でも私たちが思っている以上に、機体の重量とバランスは大切なようです。
【主な参考記事】
CNN. JetBlue plane tilts back while unloading at JFK Airport, no injuries reported. October 23 2023