激しい頭痛に5か月間も悩まされたあげく、病院に行ったら頭蓋骨に箸が刺さっていた……。そんな衝撃の事実がわかったベトナム人男性のニュースが海外で報じられました。
その男性(35歳)は、激しい頭痛が続き、体液も出てきたといいます。そして11月25日にベトナム中部の街ドンホイにある病院を訪れました。
医師がCT検査を行ったところ、2本の箸が鼻から脳まで突き刺さっていたことが判明。頭蓋骨内部の圧力(頭蓋内圧)が上昇しており、稀なケースではありますが、生命の危機を脅かす可能性もあると、医師は診断しています。
ここで気になるのが、当の本人が知らない間になぜ2本の箸が頭蓋骨に刺さっていたのか? 男性も初めは箸が見つかった事実に当惑していたそうですが、ふと5か月前の出来事を思い出したそう。
なんでもこの男性は飲みに出かけて、ケンカに巻き込まれてしまっていたのです。その騒ぎのことは本人の記憶にほとんどなかったのですが、「誰かが何かの物体で自分の顔を刺した」ことだけは覚えていたそう。
その騒動の後、男性は病院に運ばれましたが、鼻の異常や箸は見つけられなかったのだとか。その結果、男性は5か月もの間、箸が頭の中に刺さったまま、過ごすことになったのです。
幸いなことに男性は医師によって手術で箸を除去。脳や脊髄の動脈なども処置され、男性の容態は安定していると報じられています。
むやみに鼻の穴にモノを入れては危険だし、酔ったときの行動も、十分注意したほうが良さそうですね。
【主な参考記事】
New York Post. Man who suffered headaches for 5 months learns he had chopsticks stuck in his brain. November 28 2023