飛行機のトイレは、最小限の空間に作られているため、長時間過ごすには向いていないもの。そんなトイレの中に閉じ込められ、30分以上出られない体験をした男性が米国にいました。
その体験は、投稿サイト「レディット」で明かされました。男性の妻が書き込んだ内容によると、男性は妻と二人の子どもと、ソルトレイクシティ発ニューオーリンズ行きのデルタ航空の飛行機に搭乗しました。
飛行中、男性がトイレに立つと、5分経っても席に戻りませんでした。妻は最初、2歳と4歳の子どもが一緒のフライトだったため、「(子どもたちの相手に疲れて)必要な休息を取っているのかもしれない」と思ったそう。
しかし、さらに5分が過ぎると、妻は客室乗務員から「誰かがトイレに閉じ込められている」と告げられたそう。そこで初めて、妻は夫がトイレに閉じ込められたことを知ったそうです。
投稿によると、ドアが動かなくなり、それによって男性が閉じ込められてしまったようなのです。客室乗務員が二人がかりで、取っ手を引っ張ったり押したり、ドアを開けようと試みました。しかし、それでもドアが開くことはなく、次はパイロットが登場。金具をいじったりしながら、あれこれ試して、最終的には35分後に扉が開き、男性は外に出られたそうです。
妻は「子どもが一緒でなくて、本当によかった」と述べ、男性は閉所恐怖症や潔癖症ではなかったと語っています。
このカップルは、航空会社に対して払い戻しを求めているそう。もし機体の問題でトイレの扉が開かず、男性が35分間もトイレに閉じ込められていたのなら、とても快適な空の旅とはいえなかったはず。飛行機チケットの払い戻しを求めるのは、当然かもしれません。
【主な参考記事】
New York Post. Passenger stuck in airplane toilet for 35 minutes — gets surprise rescue from unlikely savior. March 4 2024