米・サンフランシスコから南に40kmほどの位置にある都市、レッドウッド・シティ。その海に2階建ての住宅が浮かんでいるのが発見されました。災害でも起きて流れてしまったのか、それとも……?
この住宅は、もともとレッドウッド・シティのマリーナにあったもの。住宅費が高騰するサンフランシスコでは、水に浮かぶ水上住宅で生活することは決して珍しいことではありません。
しかし、レッドウッド・シティでは、この水上住宅の人々に対して市が立ち退きを求め法廷での闘争が勃発していました。結局、市が水上住宅の人々に和解金を支払うことで合意していたのです。そして、多くの人がこの地を去るなか、最後に残った数軒のうちの1軒が海を渡って引っ越しを試みたようなのです。
数日間をかけてたどりついたのは、サンフランシスコの対岸にあるサウサリートという町。
水上住宅で暮らす人々の中には、「和解金をもらいたいわけではない。私たちは残りたいだけ」と話していた人もいるそうです。多くの人が物価高や住宅価格高騰に苦しんでおり、政府の支援が求められているのかもしれません。
【主な参考記事】
NBC Bay Area. Two-story houseboat moved from Redwood City to Sausalito. April 9 2024
SFIST. Here’s Why a Two-Story Houseboat Was Being Towed Across the Bay This Week. April 10 2024