いま米国で大ブームを巻き起こしているのが「有酸素ドラミング」です。フィットネスクラブのレッスンではもちろん、町中の公園や広場でもこれを行うグループが出現しているようです。
有酸素ドラミングに必要な物はバケツ、バランスボール、そして2本の棒だけ。バケツのうえにバランスボールをのせて2本の棒を両手で握ったら、棒をバチ代わりにして太鼓やドラムのようにボールを叩きます。
音楽に合わせて全身でノリノリになりながらドラミング。ときには屈伸運動のような動きを入れたり、身体を左右に振ったり、足を大きく蹴り上げるようにしたり……。全身を使うので、なかなかの運動量がありそうです。
好きな音楽に合わせるから楽しみながらできるうえ、バチで叩くという動作があるためか、いいストレス発散につながっているよう。「怒りをコントロールできる」なんて声もあります。このような理由で有酸素ドラミングは米国でブームを巻き起こしました。有酸素ドラミングのTikTok動画の中には1900万回以上再生されるものもあるほどです。
地元メディアによると、この運動を考案したのは、あるクリエイター。股関節を負傷したときに、医師から「あなたには2本の腕と2つの手があるのだから、それらを使って何かを生み出せばいい」と言われ、エクササイズボールをドラムにして叩き始めたところ、気分が上がっていったそう。これをベースにして誕生したのが、この有酸素ドラミングだったのです。
有酸素ドラミングを始めて減量したという人も出ているそう。ドラムのような大掛かりな道具がなくても、バランスボールのような身近なもので代用できるこの有酸素ドラミング。SNSにある動画を見ながら、エンジョイしてみては?
【主な参考記事】
New York Post. ‘Cardio drumming’ is the hot, new exercise trend to purge your daily anger and frustration. September 2 2024