グーグルマップを見ていると、思わぬものが映りこんでいることがあるもの。最近では、真っ白な南極大陸をグーグルマップで見ていたユーザーが謎の扉を発見しました。ネット上で「いったい何の扉だ⁉」と話題になっているのです。
米国の口コミサイトに書き込まれた情報によると、この謎の扉が見つかったのは南極のちょうど日本の昭和基地があるところ。氷山の一角に、確かに扉のようなものが見えて、扉を開ければ秘密基地にでもつながっていそう……。
「南極に巨大なドアが出現?」「吹き飛ばされたボーイングのドアだ!」などと、ネットではこの扉の正体を推測する意見が飛び交い、「ビッグフット(未確認生物)の別荘か?」なんて意見も飛び出ています。
ただし、これらの推測はすべて正解ではないよう。英ニューカッスル大学で氷河を専門とするベサン教授はグーグルマップの画像と位置を確認し、一見すると扉のように見えるこの正体を、自然が作り出した物であると説明しています。このエリアは流氷地帯で、氷山がその場にとどまり溶けだしているそう。
英グランサム研究所のマーティン所長もこの意見に同意。「このエリアの氷は非常に薄く、氷が解けて再び凍結した影響」と語り、氷河では珍しいことではないと説明しています。
グーグルマップで見ると、誰にも知られることなく、ひっそりと作られた謎の入口に見えたこの扉。どうやら自然が作り出した現象に過ぎなかったようで、扉の向こうに秘密のエリアが隠されていたというわけではないようです。
【主な参考記事】
Daily Mail. Mysterious ‘doorway’ in Antarctica is discovered on Google Maps – as baffled viewers suggest it could be Bigfoot’s vacation home or a shuttle from Star Trek. October 15 2024