身の回りの生活用品から食品まで、何から何まで取り揃えている100円ショップ。しかし商品が豊富にありすぎるあまり、見落としているモノも多いかも。本稿では、値段以上の働きをしてくれる便利なグッズをレビューして大紹介!
●「クールエアマット」(キャンドゥ)
そろそろ気温も上がりはじめ、寝苦しい夜が続く季節。エアコンをつけながら寝るのはちょっと……という人にオススメなのがキャンドゥで発売中の「クールエアマット」だ。快適な夏に欠かせないグッズを早速チェックしていこう。
「クールエアマット」は、A4サイズほどのアルミ製のマット。内部には保冷剤が入っており、冷蔵庫か冷凍庫に入れて冷却するだけで準備完了。実際に冷凍庫に入れてみると、2時間ほどでかなりキンキンに固く凍ってくれた。
パッケージには枕を敷いて眠る男性が描かれているため、一瞬枕に入れて使うのかと思ってしまうが、実は「肩・背中用」という同商品。冷蔵庫で冷やしたものを実際に背中に敷いて横になってみると、その冷たさで一瞬ドキッとしてしまうほど。かなり強力に体温を下げてくれそうだ。
この手の商品で心配なのが、冷たさの持続力。室温程度の場所に放置してみたところ2時間ほどで“キンキン感”はなくなってしまったが、同商品の特徴は「冷蔵庫などで冷やさなくても冷たさを保つ」というところ。パッケージの説明によると、室温と体温の温度差から自然な清涼感を得られる仕組みらしい。ベッドに入ってからしばらくはキンキンに冷やしてくれて、寝入ってからは冷たさをキープするという夏の夜にピッタリすぎる仕組みになっている。
寝苦しさのほかにも、「オフィスの冷房が効きすぎて寒い」「冷房で乾燥しちゃう」という声も夏の風物詩。しかし逆に「うちの会社28度設定の取り組みとかしてるから暑い…」「席の関係でクーラーが当たらない。辛い」という意見も決して少なくない。
そこで冷やした同商品を椅子に敷いたり、背もたれと背中の間に挟んでみるとかなりの清涼感が。保冷剤が溶けてくるとクッションのような柔らかさになるので、キーボードを打つ腕を置いておく「リストレスト」として使えば一石二鳥だ。
社会人よりも夏をダイレクトに感じているのが、学生たち。昨年の文部科学省の発表によると、公立小中学校における空調設備の設置率は41.7%、高校で49.6%。まだまだエアコンの普及は進んでいない。同商品ならこっそり制服の背中に忍ばせることも可能なサイズなので、快適な温度で授業に集中できるかも。
昼も夜も大活躍の「クールエアマット」。冷蔵庫や冷凍庫で冷やすのは多少時間がかかるので、夜用と昼用で2枚用意しておくのもいいかもしれない。