とあるメディアの2017年ヒット予測ベスト30にて、「会員制食べ放題レストラン」が13位にランクインしました。なぜ、いまになって会員制サービスが注目されているのか……。その背景には、クラウドファンディングサイトの台頭が関係しているのではないでしょうか。
クラウドファンディングとはネットを活用した資金調達システムで、その国内最大手がサイバーエージェントグループの「Makuake(マクアケ)」です。先日、そんな同サイトからグルメに関わる注目すべき新プロジェクトの募集が一挙に3つスタートしました。今回は、定員に達する前にチェックしたい、それらのプロジェクトを紹介したいと思います。
数日で940万円を集めた超人気会員制レストランが2号店をオープン!
まずひとつめは、会員制食べ放題レストランの代表格といえる「29ON(ニクオン)」の2号店。2016年10月にオープンした西新宿の本店は、710人から計940万円もの支援を集めました。
2号店となる表参道店では、本店とは趣向を変えたおまかせコースが7000円で提供されます。「焼かない焼肉」として話題になった低温調理肉が料理の中心であるのは変わらず、本店とは違ったテイストの料理が味わえるとか。
会員権の第一次リターンは在庫が切れてしまいましたが、
渋谷の大繁盛日本酒ダイニングがあのカリスマ店の一門に!
次に紹介するのも、Makuakeでメガヒットを記録したプロジェクトと関連があります。それが、世に「日本酒の時間無制限飲み比べし放題」というジャンルを築き上げた「KURAND(クランド)」。そして先日、リニューアルとともに同店の姉妹店となった「渋谷の日本酒ダイニング sakeba(サケバ)」が、これから紹介するプロジェクトです。
もともとは2013年3月にオープンし、若い世代を中心にインターネット上で話題になり、連日満席の人気店となったのがsakeba。それがKURANDの仲間となってリニューアルすることで、グループの利点を生かしたメニューやサービスが提供されることになりました。
日本酒はすべて蔵元直送の純米酒、チェイサーとなる水は仕込み水、そしてフードに使用する料理酒も日本酒に。また、KURANDが全国各地の蔵元と共同開発した日本酒を料理とのペアリングで楽しめるようになりました。さらに、料理も日本酒によりマッチする味わいにグレードアップしたとか。
本プロジェクトも注目度が高く、リターンの一部は在庫切れになっていますが、「最初の日本酒1杯が永久的に無料+裏メニュー注文権利+特別日本酒1本が4860円」コースをはじめ、まだ間に合うものあるので、ぜひチェックしてみてください!
世界最速でミシュランの星を獲得したレストランによるビーフジャーキー
最後に紹介するのも、注目度間違いなしです。こちらは前者2つとは異なり、来店型ではなくお取り寄せのビーフジャーキーですが、手がけているお店がスゴイのです! それが「TIRPSE(ティルプス)」というフレンチ。開店から世界最速でミシュラン1つ星を獲得したレストランなのです。
この名店がビーフジャーキーを作ることになった背景には、とある醤油蔵との出合いがありました。それが福岡県糸島市にある「ミツル醤油醸造元」。そして、本案件の目玉商品「Beef Joker」が生まれたのです。目指したのは、3つの特徴。1つめが薄さを生かした食感、2つめが溢れ出す旨味、そして3つめがビール、日本酒、シャンパーニュとの相性のよさです。
味わいは、熟成された醤油の旨みが生きた和のテイスト。世界中の郷土料理やそこにあるものを噛みなおし、伝統を重んじながらも革新的な味や試みに挑み続ける同店ならではのビーフジャーキーは、驚きのおいしさに満ちています。
一般販売予定価格が1000円のところ、先行投資なら4袋が約17%オフの3700円で購入できるコースなどが現在Makuakeでは掲載されています。年末年始の酒の肴に、試してみるのもいいのではないでしょうか! とにかく、今回の3プロジェクトは年末でありながら今年最大級の注目度といっても過言ではありません。在庫がなくなる前に、ぜひMakuakeのサイトをチェックしてみてください!