新機能が盛りだくさんのiPhone 7。購入前に知っておきたい進化のメリット・デメリットをポイントごとにご紹介します。今回はユーザー待望の耐水・防塵機能と、イヤホン端子廃止による使い勝手の変化についてお届けします!
キッチンなど水回りや雨天でも気にせず使える!
耐水・防塵
Androidスマホではメジャーな機能となっている耐水機能が、ついにiPhoneにも。ただし、防水ではなく、あくまでも耐水です。違いを理解して正しく使いたいものです。
■雨にも負けず、ホコリにも負けずパーフェクトなボディに進化
耐水は、日本のiPhoneユーザーが長年渇望してきた機能。多くのAndroidスマホが備えているだけに、今回、IP67相当の耐水・防塵性能を備えてライバルに追いついた形です。雨天の屋外でも使用できる点がメリットですが、不意の水濡れやホコリ対策といったトラブル軽減にも一役買うため、故障で泣くユーザーがグッと減るはず!
IP67とは?
■液体による故障は保証の対象外
iPhone 7はIP67規格に適合していますが、AppleのHPには「液体による損傷は保証の対象になりません」と明記されています。万が一水没によって故障してしまっても保証されないので、むやみに水に浸けないようにしましょう。
■温度の高い風呂場での使用は控えたい
実験室の管理された条件下のテストでIP67等級に適合していますが、その条件は湯にどっぷり浸かることは想定されていません。お風呂での使用は避けたいところ。
Lightning端子またはBluetooth接続で代用を
イヤホン端子廃止
端子を減らして耐水・防塵機能を実現するためか、イヤホン端子が廃止されました。音楽を聴いたり、動画を見たりする機会が多いユーザーには大きな変化です。
■廃止により手に入れたメリットに比べればデメリットは微少
iPhoneユーザーが慣れ親しんだイヤホン端子がついに廃止されました。この背景には、耐水を実現することやイヤホンのワイヤレス化を推進するためなど、いくつかの理由が考えられます。Lightning接続のイヤホンが付属するほか、変換アダプタも同梱するためユーザーにとっては、さほど大きいデメリットはないともいえます。
■“Siri”の操作も可能な純正Bluetoothイヤホン登場
イヤホン端子の廃止に呼応するように、Apple純正のBluetoothイヤホン「AirPods」がリリース予定となっています。本モデルは、左右が独立したセパレートタイプ。電源を入れてiPhoneに近づけるだけで初期設定が行えるのが便利です。
Apple AirPods
1万8144円
10月下旬発売
耐水・防塵対応はiPhoneの弱点を克服した、という点で非常に大きなメリットといえるでしょう。イヤホン端子の廃止はデメリットのように感じてしまうかもしれませんが、ワイヤレスイヤホンなどを試してみるよい機会かもしれません。