グルメ
2017/12/7 10:50

宅配寿司No.1「銀のさら」が仕掛ける常識破りの「北海道フェア」

「寿司チェーン」と聞いて、みなさんが真っ先にイメージするであろう回転寿司。その構図は、ひと皿100円系の激安と高品質なグルメ回転寿司が盛り上げているのが現状ですが、チェーンといえば宅配寿司も見逃せません。そしていま、グルメ領域に力を入れているブランドがあります。それが「銀のさら」。知名度の高い人気店なのはご存知のとおりで、そのシェアは業界No.1。今回は王者が仕掛けた新たな挑戦を注目商品とともに紹介していきたいと思います!

 

一流の寿司店が扱う「サーモンルビー」のイクラが310円という奇跡!

その挑戦とはズバリ、11月からはじまった「北海道フェア」のこと。これまでフェア自体は定期的に行ってきた同店ですが、それはマグロやサーモンなどのネタが中心でした。意外と思われるかもしれませんが、地域をテーマにしたフェアは今回が初めて。まずは目玉となる商品(※)から紹介していきましょう。

※)本稿で記載している価格は、すべて「税抜価格」です。また、一部の商品は地域によって金額が異なる場合があります。

 

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極上イクラ 1貫/310円

老舗ブランド「山十前川商店(ヤマジュウ)」が厳選した、上質なイクラを使用。北海道産の真昆布の旨味とイクラの濃厚な味わいが堪能できます。

 

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北海タコ【梅肉ジュレのせ】 1貫/190円

天然のタコを軽く湯通しした、生ならではの食感が絶妙。さらに、ネタに乗せたこだわりの梅肉がアクセントとなり、タコ本来の旨みと梅肉の旨みのマッチングが楽しめます。

 

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北釧いわし〈酢〆〉 1貫/190円

肉厚で脂のりが抜群なブランド魚「北釧いわし」を使用。程よく酢〆にすることで、このいわし特有の旨みをより味わえるようになっています

 

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ホタテ 1貫/210円

オホーツク海の自然な環境で生育した、身が引き締まってしっかりとした食感が特徴。

 

特に注目なのは、最初に紹介した「極上イクラ」です。仕入れ先である「山十前川商店」は築地でも高級な部類に入る老舗で、一流の寿司店も愛用しているイクラ専門ブランド。同社が手掛ける逸品は「サーモンルビー」として知られており、つまりは客単価が1万円を超すような名店と同等レベルのイクラを、宅配寿司で味わえるということなのです!

↑水揚げ産地は鮮度にこだわり、加工場に最も近いオホーツク海に限定。そこに戻ってきた天然秋鮭から、熟成された質の良い卵のみを名門が誇る熟練の職人がさらに厳選。その特徴はねっとりとした濃厚さと弾力、そして甘味にあります
↑水揚げ産地は鮮度にこだわり、加工場に最も近いオホーツク海に限定。そこに戻ってきた天然秋鮭から、熟成された質の良い卵のみを名門が誇る熟練の職人がさらに厳選。その特徴はねっとりとした濃厚さと弾力、そして甘味にあります

 

ちなみに、軍艦が海苔でないことに気づいた人もいるでしょう。これは北海道の真昆布を板状にした昆布シート。あえてこちらを採用することで、イクラの濃厚な味わいと真昆布の芳醇な香りや旨味が絶妙にマッチし、よりおいしく味わえるという銀のさらの工夫なのです。

 

秋サケは仕入れ値が高騰しておりイクラスシもクライシス!

でも、なぜこのフェアが「挑戦」なのでしょうか。それは、ただ北海道のネタを使っているだけではないからです。特に前述のイクラがカギであり、同時に高いハードルとなったわけですが、実はここ数年の秋魚の漁獲量は減少の一途に。例えば、サケの7~9月の漁獲量は前年の同期と比べて4割減と言われています。

↑イクラの仕入れに尽力した、銀のさらバイヤーの門 馬正さん
↑イクラの仕入れに尽力した、銀のさらバイヤーの門 馬正さん

 

そのため、実は今年のイクラはいつも以上に業界全体で取り合いの状態に。当然価格も例年と比べてより高騰しているのです。銀のさらが今回の北海道フェアの取り組みをはじめたのはずっと前のことで、フタを開けてみたら想定以上の不漁。それもあっての「挑戦」なのです。

↑フェアの桶盛りも紹介します。これは目玉商品の「北海道」で、写真は1人前(10貫)1690円。5人前(50貫)は8450円です
↑フェアの桶盛りも紹介します。これは目玉商品の「北海道」で、写真は1人前(10貫)1690円。5人前(50貫)は8450円です
↑北海道と双璧をなす桶盛り「白樺」。写真は5人前(50貫)7450円で、1人前(10貫)は1490円
↑北海道と双璧をなす桶盛り「白樺」。写真は5人前(50貫)7450円で、1人前(10貫)は1490円

 

フェアは2018年3月15日まで予定されていますが、その間に希少なネタがまかなえるかは反響次第。早期終了となってしまう可能性もありえるでしょう。おもてなしやお祝いで注文する際には、この北海道フェアをチェックです!