外出時にあまり大きなバッグを持ち歩きたくない、けれど、メンズ用のサコッシュやワンショルダータイプのバッグでは、容量が小さすぎてかさばるものが入らない…こういった悩みを抱えている人は意外に多いのではないのでしょうか。
一眼レフのような大きめのカメラを持ってお出かけした際、カメラをしまうものがなくて結構困ったりすることも。
この記事では、バッグのサイズと中に入れたい荷物とのバランスに不自由さを感じる人にとって、「WRミニショルダー」というバッグが便利で優れている理由を、筆者が実際に使った個人的見解・感想をお伝えします。
大きなバッグはNO! だけどサコッシュや小さいボディバッグじゃあ入らない……
サコッシュをはじめとするミニマムな外出用バッグの需要は相変わらず2018年も高いようです。 「外出する時はできるだけ身軽に!」と思う人が多いのでしょう。バッグに合わせて持ち物を選ぶ、というのはひとつの割り切りとしてアリなのですが、そういかない場合もありますよね。
私の場合、外出の際にはミラーレスのカメラと、たまにかける眼鏡やサングラスを持ち歩きます。これ、大きなカメラバッグを持つまでもないけど、サコッシュや小さいボディバッグでは入らないんですよね。
こんなときに大きなカメラバッグにしなければいけないのか、それとも荷物をひとつあきらめるのか、どちらにするか葛藤が起こります。2017年の終わり頃、ホン・モノ・ケイカクの店長に、私が感じた葛藤の話をしましたところ「今、そんな葛藤を感じていた人にピッタリのバッグを作ってるんですよ」というお話が返ってきました。
今回、ご紹介します「WRミニショルダー」は、店長がそのときに話していたバッグです。実際に使ってみたところ、なるほどこれはいいところを狙っているバッグだと実感させられました。そこで、使用レポートをもとに「WRミニショルダー」の優れている点を3つご紹介します。
優れている理由1:「小さすぎないのにちゃんと入る」絶妙なサイズ
カフェで一服中のシーンです。こうしてカウンターの上に置くと、「WRミニショルダー」のコンパクトさが際立ちます。まさに「ミニ」という名前がふさわしいですね。「WRミニショルダー」のメイン荷室(最も大きな収納部分)には、10インチくらいまでのタブレットやB5サイズの書類が余裕で入ります。
しかも長方形ではなく、上側が広い台形に近い形状になっているため、収納しやすくなっています。投影面積が小さく、コンパクトに見えるのです。それにもかかわらず、厚みは約10cmも取ってあることもまた、大きな特徴のひとつでしょう。
この厚み(マチ)があることで、実際にモノを入れてみると意外なほどの収納力を発揮するのです! たとえば私の場合、薄型のズームレンズを装着したミラーレス一眼はもちろん、サングラスケースにWi-Fiルーター代わりに使っているスマートフォン、モバイルバッテリー、8インチのタブレット、さらにはヘッドフォンケースまでも余裕で入ってしまいます。
私は普段これらのアイテムを持ち歩きますが、ミニショルダーの中身がずいぶんとうまく収まったことに軽い感動を覚えました。しかも中身がギュウギュウに詰め込まれた状態というわけではなく、かなり余裕のある状態なのですから。まさに10cmの厚みが効いている証拠ですね!
ちなみに店長は、このバッグにキヤノンの一眼レフ・7Dに18-135のレンズを装着したものと財布を放り込んで、家族と出かけたり、仕事の撮影でも使ったりされているとか。
比較的大きなカメラでもまったく問題ないようなので、おしゃれなカメラバッグとしても機能しますね。
優れている理由2:細部に宿る使いやすさへの配慮
「WRミニショルダー」には使いやすさを追求する私たちにとってうれしい配慮が2つあります。そのうちのひとつが、内ポケットの多さです。「WRミニショルダー」にはサブコンパートメントに2つ、メインコンパートメントには大小あわせて4つあり、うちひとつはファスナー付きの内ポケットが付属されています。小さなアイテムやカード類はこうした内ポケットへ整理しておくことで、広いメインコンパートメントの中身がぐちゃぐちゃになって行方不明になることもありません。
もうひとつのうれしいポイントは、ものを入れて肩から提げたときの「かけ心地の良さ」です。この「WRミニショルダー」は数多あるショルダーバッグと少し異なる点があり、肩から提げた時にバッグ本体がすっと身体に沿うようにできています。これはストラップが斜めに取り付けてあるから感じるかけ心地になるのです。
ほんのわずかな違いであるのですが、こうした細部に宿るこだわりこそ、バッグ作りに手慣れた職人ブランド、ヘルベチカ・ボールドの技が感じられますね。
優れている理由3:雨に強い超撥水素材「ブリザテック」を採用
実際に「WRミニショルダー」を手に取ると、さらさらとした独特の肌ざわりにおもしろさを感じました。独特の感触を持つメインの素材は、そのキメの細やかさから、イタリア製の高級ナイロン「リモンタナイロン」のようにも感じられるのです。
さらさらとした独特の感触を生み出す秘密、それは「WRミニショルダー」に使われている特殊な高機能素材「ブリザテック」にあります。「WRミニショルダー」にはこのブリザテックを外装素材に使っています。ブリザテックは、外側からの水を遮断しつつ内側からの水蒸気を外へと逃がす「防水透湿素材」のひとつ。その特性から雨具のほか、釣り人が川や湖・海などへ立ち込んで釣るときに履く「ウェーダー」と呼ばれるフットウェアにも使われる素材で、その防水性の高さは折り紙付きです。
さらに、フラップに取り付けられたポケットと、メイン荷室の2か所のファスナーに止水ファスナーが使われているところもポイント。完全防水ではないので過信は禁物ですが、バッグ本体は超撥水仕様で触れた水をはじき、流していくため、不意の雨など悪天候にも強いつくりになっています。
ちなみに、フラップ部分に作られた細長いポケットの内側は、ブリザテックの「表面」で覆われています。つまり濡れた折りたたみ傘や結露したペットボトルをここに隔離しておけば、バッグ本体の中身を濡らさずに済むんです!
ここまで、私が実際に「WRミニショルダー」を実際に使ってみた感想をもとにご紹介いたしました。今のところ、私が使っていて不自由に感じたのは、止水ファスナーの向きだけですね。
個人的には、ショルダーバッグを下げる際には左肩にたすき掛けでかけることが多いのですが、私は右利きなので左肩にかけたままだとファスナーは右から左に開くことになり、実は右手では開けにくいのです。ただ、もっともこれは単なる慣れや好みの範疇に入る話ですので、もう少し身体に馴染めば自然と違和感を抱くこともなくなることでしょう。
あれもこれもと詰め込みすぎることもありませんし、必要なものがすっきりコンパクトに収まる「WRミニショルダー」。防水透湿素材と止水ファスナーが備えられていますので、梅雨の時期など雨が多くなる時期にはさらに活躍していくでしょう。