欧州各地で行われているUEFA欧州選手権(EURO)予選。イタリア代表は地元ローマでギリシャを2-0で撃破し、7連勝で本大会への出場を決めた。
2018年のロシアワールドカップで予選敗退を喫した屈辱を晴らすため、燃えているイタリア代表の選手たち。ただプレーは好調だが、それ以外のところでも話題を呼んでいる。
その理由は、ギリシャ戦で着用したユニフォーム。お馴染みの青ではなく、なんと緑色の新ユニフォームを着ていたのだ。
この「ルネサンスキット」は、サードキットという位置づけ。1954年にイタリアがローマでアルゼンチンに2-0の勝利を収めた際、同じような緑のユニフォームを着用していたという。
ただ、GKを除くフィールドプレイヤーが緑のユニフォームを着たのは、この時が最初で最後。それが復刻されたような形の今回のユニフォームが、現地では物議を醸している。
ロベルト・マンチーニ監督は「自分はオールドファッションだから、青か白のほうがいい」とコメント。『Tuttosport』は「緑のユニフォーム、なんて罰当たりな!」との見出しを付けた。
元イタリア代表FWロベルト・ボニンセーニャも「罰当たりだ。このユニフォームに値札がついていると考えると怒りを覚える」とおかんむりだったとか。それくらいアズーリにとって青は絶対的なカラーのようだ。
このルネサンスユニフォーム、デザイン的には美しいはずだが……。