ビジネスの場でも責任ある立場になってきたら、腕時計も円熟したオトナにふさわしいモノが欲しいところ。そこで、ボーナスで狙える40万円前後までの価格帯で、ブランドが趣向を凝らした時計をピックアップしてみました。今回紹介するのは、時計の顔ともいえる「文字盤」にこだわったモデル。色はもちろん、インデックスや針、装飾などのディテールにも注目して選びましょう。
私が指南しました!
時計評論家 広田雅将さん
時計専門誌「クロノス日本版」主筆。専門誌、一般紙を問わず寄稿多数。国内外の時計賞でも審査員を務めています。これまでに買った時計は1000本以上!
【まずは「文字盤」について解説!】
インデックスや針、日付などがセットされる情報表示のベース。ブラックとホワイトがポピュラーです。
時計の第一印象を決定づける色とディテールに注目
人の着けている腕時計で一番先に目に入り、印象に残るのは、文字盤のデザインです。黒や白なら安定感があり、最近は青もメジャーになってきました。さらには表面の装飾やインデックス&指針によって、最初の印象が大きく左右されます。
「ジャンリシャールの本国マネージャーは文字盤マニアと言っていいほど、こだわりの強い方。筋目を入れたり、EDMを使ったりして、この価格帯では最もクオリティが高いと思います」(広田さん)
EDMとは電気エネルギーで火花を起こし、その熱で金属を溶かして加工する技術のこと。1㎛単位で加工できるため、平らな文字盤に立体感のある装飾を施せます。
「最近はヴィンテージテイストを加味するなど、個性的な文字盤も増えてきました。ただ、奇抜なだけの派手なデザインは飽きるのも早いので注意。ずっと愛用できる文字盤をじっくり探すべきです」(広田さん)
オンリーワンのムラ感が個性的なEDMダイアル
ジャンリシャール
テラスコープ 44㎜
29万1600円
クッションケースとラウンド型の幅広ベゼルが特徴的な人気定番。EDM(放電加工)によるオンリーワンの文字盤模様に、ロジウム加工が施された美しい指針とサスペンデット インデックスが際立つ。100m防水。
EDM加工によるムラ感が唯一無二
立体的表情を持つサスペンデット インデックス
サテン&ポリッシュのコンビケース
プライスを超えたダイアルの立体感
44㎜径の大型ケースながら良好な着け心地
【「文字盤」で選ぶならコレもオススメ!】
ユンハンス
マックス・ビル バイ ユンハンス クロノスコープ
30万7800円
「バウハウス最後の巨匠」と呼ばれたマックス・ビルのオリジナルデザインを忠実に受け継いだクロノグラフ。丸みを帯びたプレキシガラス風防が古き良き時代の懐かしい雰囲気を漂わせます。
カシオ
オシアナス OCW-G1100C
30万2400円
2時インジケーターに白蝶貝、センター軸とリューズなどに再結晶ブルーサファイアを採用。ベゼルは黒と青の2色成型セラミックです。文字盤は、成層圏から宇宙へと広がる様を青と白のグラデで表現。世界限定1500本です。
ラルフ ローレン
RL67 サファリ クロノメーター39㎜
39万4200円
ファッション界のビッグネームが放つ、カモフラージュ柄文字盤にラッカー仕上げを施した一本。ヴィンテージ加工を施した39㎜ケースに、クロノメーター認定の自動巻きムーブを搭載しています。
【URL】
ジャンリシャール http://www.jeanrichard.com/jp/
テラスコープ 44㎜ http://www.gressive.jp/brand/catalog/jeanrichard/2973/
ユンハンス http://www.europassion.co.jp/junghans/
マックス・ビル バイ ユンハンス クロノスコープ http://www.ishida-watch.com/brand/junghans/maxbill_0274601/
オシアナス OCW-G1100C http://casio.jp/wat/watch_detail/OCW-G1100C-7A/
ラルフ ローレン http://www.ralphlauren.co.jp/
RL67 サファリ クロノメーター39㎜(正規販売店オオミヤ ウォッチサイト) http://www.jw-oomiya.co.jp/watch-detail/RALPH+LAUREN-RLR0250900.html