G-SHOCKは、世界でも類を見ない耐衝撃構造を誇る時計です。2017年時点で世界累計出荷台数は1億台を突破し、カジュアルウオッチ分野では常にトップクラスの人気を誇ります。圧倒のラインナップを紹介!!
世界中で広く愛される理由は「タフネス」を追求する姿勢
G-SHOCKは1983年4月、開発者の「落としても壊れない腕時計を作る」という熱い信念のもと誕生。「腕時計は貴重品」という常識を覆し、時計に「タフネス」という新たな概念を築き上げました。世界累計出荷台数は1億台を突破し、世界138か国で愛用されるほど名高い存在です。
歴代3000種類を超えるバリエーションを生み出し、スクエア型の初期定番機DW-5600を筆頭に、タフソーラー、標準電波受信機能、ELバックライト、スマホリンクなどの先進機能搭載モデルを続々投入。高密度実装技術により、機能面で様々な進化を遂げてきました。こうして機能美を極めたデザイン性の高さは、ファッションシーンでの評価も絶大です。
なお、今季はMT-Gが発売20周年を迎え、カーボン積層ベゼルを初採用。強度を維持しつつ、樹脂並みの軽量性を実現しており、こちらも人気が爆発しそうです。
DATA
初号機発売年:1983年
累計出荷台数:世界1億4000万台超(2019年3月)
現行バリエーション:国内250種類以上
カジュアルウオッチ国内出荷台数No.1(カシオ調べ)
【MT-G】メタルと樹脂が融合したマッシブデザイン
軽量性・高剛性に優れたカーボンベゼルを新たに採用
MTG-B1000XBD-1AJF
14万8500円
メタルと樹脂を融合した耐衝撃ボディに、スマホ連携機能や電波ソーラーを搭載。発売20周年を迎えた今季はベゼルにカーボンを初採用した。●ケース縦55.8×横51.7mm
■2019年10月発売
■ケース素材:樹脂/ステンレススチール/カーボン
■バンド素材:メタル/ファインレジンパーツ
■防水性:20気圧
MTG-B1000XB-1AJF
13万2000円
「MTG-B1000XBD-1AJF」フラッグシップの基本スペックはそのままに、柔らかくフィット感に優れたソフトウレタンバンドを採用。カーボンベゼル積層部の青がポイント。●ケース縦55.8×横51.7mm
■2019年10月発売
■ケース素材:樹脂/ステンレススチール/カーボン
■バンド素材:ソフトウレタン
■防水性:20気圧
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【GMW-B5000】初号機のデザインをメタルで表現
GMW-B5000D-1JF
6万6000円
初号機の意匠をSSケースで再現。Bluetoothアンテナを備えたソーラー電波モジュールを搭載。●ケース縦49.3×横43.2mm
■2018年4月発売
■ケース素材:ステンレススチール
■バンド素材:ステンレススチール
■防水性:20気圧
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【MASTER OF G】空・海・陸、極限状態での使用を想定
GRAVITYMASTER
GWR-B1000-1A1JF
9万9000円
航空機の機体に使用されるカーボンやチタンを使用。Bluetooth搭載でスマホリンクが可能です。●ケース縦50.1×横46.4mm
■2019年3月発売
■ケース素材:カーボン
■バンド素材:樹脂/カーボン
■防水性:20気圧
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【MR-G】最高峰の技術・素材・仕上げを追求
MRG-G1000B-1A4JR
33万円
深紅のロゴや針、ゴールドIPのパーツ、ブラックのケースで戦国時代の部隊編成「赤備え」を力強く表現。●ケース縦54.7×横49.8mm
■2017年3月発売
■ケース素材:チタン
■バンド素材:チタン
■防水性:20気圧
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【G-STEEL】異素材を融合してタフネスを表現
GST-B100-1AJF
5万5000円
インダイアルすべてに耐衝撃構造を採用。9時位置のディスク針はジェット機エンジンがモチーフ。●ケース縦58.1×横53.8mm
■2017年9月発売
■ケース素材:樹脂/ステンレススチール
■バンド素材:樹脂
■防水性:20気圧防水
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【HISTORY 1】すべてはこのモデルから始まった!!
DW-5000C-1A
当時価格1万1400円(税別)
1983年4月に発売された初号機。心臓部のモジュールには中空構造を採用し、ケース内に浮遊させて衝撃に耐えることに成功しました。メタルケースをウレタンで全面カバーし、タイヤのようなイメージでタフさを表現。
【HISTORY 2】国内出荷台数歴代1位は?
DW-6900
当時価格1万1000円(税別)
1995年発売。バックライトに文字やマークが浮かび上がる仕様が大人気に。その後、様々なタイアップモデルやテーマモデルのベースとなったレジェンドモデルです。
【FAVORITE】本誌統括編集長の愛用品!!
RANGEMAN
GW-9400J-1JF
5万2800円
レンジャーやレスキューの任務遂行を想定した、トリプルセンサー搭載機を毎日着用。「年に一度、電気・水道・ガスがない森で“野営”していますが、そんな局面でも心強い!!」(正田)
【KEY PERSON】G-SHOCK生みの親は?
伊部菊雄さん
G-SHOCK開発者。近年では、製品哲学の伝導師として世界中でプレゼンを行う一方、独自企画も手がけます。
初号機誕生は1983年。開発のきっかけは“落としても壊れない腕時計”と伊部さんが記した1行の企画書です。
「ある日、父からもらった大切な腕時計を不意に落としてしまい、見事にバラバラに……。『あぁ、腕時計って壊れてしまうものなんだな』と妙に感心したんです」
伊部さんの考えた“落としても壊れない腕時計”の定義は、3階の窓(約10mの高さ)からの落下に耐えること。その後、モジュールにウレタンを巻きつけた実証実験などを重ね、約2年の試行錯誤の末に完成しました。
構成・文/高橋まりな、高山 諒、竹野愛理
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