サブスクリプション(サブスク)で利用できるサービスが急速に拡大中です。高価で手が届かなかったモノも気軽に利用でき、気分次第で簡単に交換もできます。モノを“所有”することにこだわらなければ、より自由で豊かな生活が満喫できます!
生演奏は心を豊かにしてくれます。でも、コンサートへ行くのに毎回チケットを買うのも、懐事情を考えると少々キツイ。ところが、いまはサブスクでコンサートに行ける時代なのです。席に余裕があれば月額わずか2000円で行き放題という、音楽好きなら見逃せないサービスが人気を呼んでいます。
オフィス・モデルン
conpas(コンパス)
月額2000円(※)でコンサートに行き放題になるサブスク。当日全体の客席数からどれだけの割合をサブスクの対象にするかは、主催者が設定します。サービス全体の収益から、コンパス会員の来場者数に応じてアーティストへ還元されます。
※:初回登録料800円がかかります。
「聴きたい」と「聴かせたい」を最短距離でマッチング
月額定額制で興味が沸いたアーティストのコンサートを、スマホひとつで楽しめます。新しい音楽との出会いを求めているファンには堪らないサービスを展開しているのが“コンパス”です。
東京では月に1000件を超える公演が開催されていると言いますが、そのなかでも満席になるのはひと握り。多くのアーティストが集客に苦労しているのが現状だといいます。もっと多くの人に聴いてもらいたい、手軽にもっと多くのコンサートに行きたい。コンパスは、そんなアーティストと音楽ファンとの橋渡しをサブスクで実現します。
扱っているコンサートは、クラシックをはじめとするアコースティックな音楽が中心。チケット代は2000~4000円の価格帯の公演も多く、月に1~2回コンサートに行けばもう十分おトクになります。現在コンパスに利用登録しているアーティストは400組を超えます。聴く音楽ジャンルの広がりにも期待大です。
コンサートを楽しむ手順
コンサートの座席をWEBサイトから申し込む
公演情報、残席数が当日まで随時更新されます。+500円で会員以外の人とペアで行くことも可。
会場に到着したら専用のQRコードを読み込む
入場はスピーディで、開演ギリギリでもOK。公演によっては終演1時間前まで入場を受け付けています。
終演後はアーティストへ応援メッセージを送る
新しい音楽に出会えた感動と興奮の余韻を会員同士、そしてアーティストともすぐにシェアできます。
【コンパスに聞いた!】コンサートを定額にした意図は?
コンパスの代表、登録演奏家の方々に、コンパスはどんなユーザーに届けたいサービスなのかを聞いてきました!
コンパス
藤井宏直さん
オフィス・モデルン代表取締役。アマチュアチェリストでもあります。演奏家に知り合いも多い。
「コンサートは演奏家が主催者を兼ねていることが多いです。知らない人へどうアピールしていくかを、演奏家が気にせず演奏に集中できる環境のサポートができればと思っています」(藤井さん)
ピアノ奏者
西村翔太郎さん
コンパス登録演奏家。ピアノソロ、協奏曲から弦管打楽器などとのアンサンブル、室内楽まで幅広い活動を展開。
チェロ奏者
土師晋太郎さん
コンパス登録演奏家。弦や弓など、楽曲が作られた時代のスタイルにこだわりつつ現代感覚で古楽を追求します。
「知らない人にこそ聴いてほしい、聴いてもらえることが演奏のモチベーションに繋がるんです。コンパスの存在は演奏する側にとっても心強いものになっていくと思いますね」(西村さん/土師さん)