モノに精通した各界の目利きたちにオススメアイテムを訊くコーナー。今回は、26歳の若さですでに7年以上の動画クリエイター歴を誇るイマムラケンタさんを直撃。Apple製品をはじめとするデジタルガジェットを愛する同氏に、そのこだわりと愛用品を教えてもらいました。
YouTuber
KICS/イマムラケンタ
●Twitter:@imamurider4K ●Instagram:@imamurider4k
動画制作のモチベーションは、「自分が見たい」かどうか。「世の中にまだないけれど、こんな動画があったらいいな」という視聴者の目線を常に持って、テーマ設定からレビュー内容、撮影スタイルまで追求しています。最近は、モノの魅力を動画のビジュアルで伝えることを強く意識!
【YouTubeチャンネル】https://www.youtube.com/user/imamuride
【使って良かったモノ1】音楽体験を“中断”されないことが非常に快適!
Apple
AirPods Pro
実売価格3万580円
シリーズ初のノイズキャンセリング対応モデル。従来のインナーイヤー型からカナル型となり、遮音性がアップしました。音楽を聴きながら外部の音を取り込めるモードも備えます。連続再生は最大4時間半。
月並みかもしれませんが、やはりノイズキャンセリング機能が搭載されたのが本機最大のトピック。ノイキャン自体の効きはかなり強力ですし、外音取り込み機能を備えることで、格段に使い勝手が良くなったと思います。モード切り替えのタッチコントロールは精度が高く、素早く行えるのも魅力。モード切り替え時に音が途切れることもないし、切り替え前後で音質が変わることもありません。音楽体験がいちいち中断されない、という価値は高いと思います。
私は移動中など屋外で使用することがほとんどですが、そのレベルでは音質も十分だと思います。J-POPや洋楽、EDMなど幅広いジャンルを聴いているなかで、不満を感じることはあまりないですね。(イマムラケンタ)
【使って良かったモノ2】4K動画の編集にも耐えるハイパフォーマンスモデル!
Apple
MacBook Pro(16インチ)
実売価格31万7680円(1TBモデル)
解像度3072×1920の16インチRetinaディスプレイを搭載。プロセッサーには2.3GHz 8コアIntel Core i9を、ストレージは1TB SSDを採用。重い負荷がかかってもサクサクと動作します。
メインマシンとして購入しました。動画編集は特に負荷がかかるため、高いパフォーマンスのPCでないとサクサクこなせないのですが、本機ではとても快適。マシンの能力は編集作業にかかる時間にダイレクトに影響するので、動画クリエイターにとっては死活問題です(笑)。これだけのパフォーマンスを、デスクトップでなくコンパクトなノート型で実現できるのは素晴らしい! パフォーマンスとサイズの兼ね合いで考えると、いまベストのマシンですね。
自宅では、本機にLGエレクトロニクスのウルトラワイドモニターを接続しています。デュアルモニターは境目が少し気になるのですが、ウルトラワイドならシームレスに使えて作業が捗るんです。(イマムラケンタ)
【使って良かったモノ3】3つのガジェットの充電がケーブル一本で同時に済む
Hard Cider Labs
SliceCharge 23 in 1 Wireless Charging Mat
54.95ドル(国内未発売)
3つのデバイスを同時にワイヤレス充電できるQi対応チャージングマット。iPhone Xなら約3時間でフル充電となります。厚みはわずか6.9mmのスリム設計で、デスクに置いても邪魔になりにくいです。
「バッテリー残量が少ないから充電する」というのではなく、デスクまわりに設置して、「ガジェットをそこへ置いておく」という使い方ができるアイテムです。
私はiPhoneとApple WatchとAirPodsのケースを置くことが多いですが、これらを個々にケーブルで充電しようとすると、当然ながらコンセント、アダプター、ケーブルがそれぞれに必要になります。それがUSB Type-Cケーブル一本で済むというのは本当に便利。自宅だけでなく、泊まりの出張や旅行には必ず持って行きます。デジタル機器をたくさん持ち歩く人なら荷物を減らせるはずです。
より高性能なSliceCharge Proも出ているので、ガジェット好きの方はぜひチェックしてください。(イマムラケンタ)
【いま気になっているモノ】
Insta360 Insta360 ONE R
実売価格5万9400円(ツイン版)
センサーが一体となったレンズモジュールを交換することで、360度撮影や超広角撮影などに対応するアクションカメラ。拡張性が高く、無限の可能性がありそう。使用シーンはまだ明確ではないですが、物欲を刺激されます!
撮影/中田 悟