本・書籍
2020/5/19 21:45

腕は2本しかないんだけど……。おしゃれでポップでレトロで実用的な「チープカシオ」の沼に沈みそう

僕は、アクセサリー類はほとんど身に付けたことがない。ただ、腕時計は何度か自分のなかでブームが来ており、そのたびにいろいろ買いそろえていた。カシオの「G-SHOCK」だったり、セイコーの「SEIKO 5」だったり。海外ブランドの時計も数本持っている。

 

ただ、飽きっぽい性格のためブームが過ぎるとあまり興味がなくなってしまい、家族や友人にあげたりするので、手元に残るのは比較的高価な腕時計のみとなっていた。

 

 

チープな腕時計ブームが到来(僕のなかで)

しかし、昨年くらいから何回目かの腕時計ブームが到来。そのきっかけとなったのは、シチズンから発売されている「Q&Q」という1000円くらいから買える安いシリーズだ。たとえるなら、Swatchのような感じ。廉価だがデザインのバリエーションが多く、ちょっと高いモデルになるとソーラー電波時計などもある。

 

数本のQ&Qを購入して、次に興味を持ったのが「チープカシオ(カシオ スタンダード)」だ。10年ほど前から若い世代で「チプカシ」と言われ流行していたので知ってはいたが、1本も所持していなかったので買ってみた。そして、これがなかなかいいのだ。1000円ほどで買えるお手ごろさ、ちょっとレトロなデザイン、視認性の高い文字盤、そして意外とタフ。なるほど、人気になるのもわかるなと思った。

 

安くてタフでおしゃれなチープカシオ

チープカシオ 安くてスゴい腕時計』(チープカシオ研究会・著/グラフィック社・刊)は、そんなチープカシオのカタログ的な書籍。おもなチープカシオを写真付きで解説しており、読んでいてとてもワクワクする。

 

僕が所有している「F-91W」。チープカシオを代表する製品だ。もちろん本書にも載っている。

 

現行モデルの中では人気ナンバーワン。(中略)30年近く愛されるG-SHOCK「DW-5600」シリーズを思わせる洗練されたものとなっている。

『チープカシオ 安くてスゴい腕時計』より引用

 

やはり人気ナンバーワン。なんせ1000円ほどで買える。海外では20年前に庭でなくした本機が発見され、まだ動いていたという事例も。タフさも魅力だ。

 

僕はまだ持っていないが、いつか買おうと思っているモデルは以下の通り。

 

・AE-1200WH
・HDA-600
・HDD-600
・DW-290

 

僕は、時計は長針と短針があるアナログタイプが好みなのだが、チープカシオはなぜかデジタル表示のほうがしっくりくる。逆にQ&Qはアナログタイプばかり持っている。不思議なものだ。

 

アクセサリー感覚で毎日違う腕時計を

一時期は高い時計を一生着けるという意識もあったのだが、最近はアクセサリー感覚でいろいろな腕時計を毎日付け替えるというのが、僕のスタイル。それが気軽にできるのも、チープカシオをはじめとし、安価でおしゃれな腕時計の存在があるからだ。

 

この原稿を書いたら、またチープカシオが欲しくなってきた……。腕は2本しかないのに、腕時計は10本20本と増えていく。これが“沼”というものなのだろう。

 

 

【書籍紹介】

チープカシオ 安くてスゴい腕時計

著者:チープカシオ研究会
発行:グラフィック社

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