昨日はとにかく新製品の発表が多かった1日でした! 新製品を扱う媒体にいますが、こんなに同時になるのは本当に稀にみること。だって、Appleと任天堂とソニー(SIEも含めて)とポケモンですからね。ということで、数多く発表された新製品のなかから、特に見逃せないアイテムをコンパクトにまとめてみました。
まずはやっぱりiPhone 7
日本時間8日午前2時より開始されたアップルのイベントにおいて、「iPhone 7」「iPhone 7 Plus」および「Apple Watch Series 2」の発売が発表されました。いずれも9月9日より予約を開始し、9月16日より販売をスタートします。アップルストアでのSIMフリーモデルの販売価格は、iPhone 7が7万2800円~、iPhone 7 Plusが8万5800円~(いずれも税別)。
iPhoneの最新モデルとなるiPhone 7シリーズは、従来通り4.7型HDディスプレイの「iPhone 7」と5.5型フルHDディスプレイの「iPhone 7 Plus」の2種類のラインナップを用意。本体サイズもiPhone 6s/6s Plusと同じ。事前にウワサされていたProやSEモデルなどは発表されませんでした。ストレージ容量は、32GB/128GB/256GBの3モデルとなり、従来の16GB/64GB/128GBから変更されています。
そしてiOS用のマリオも発表!
同新製品発表会では、大きなサプライズがありました。iOS用の新作ゲーム「Super Mario Run(スーパーマリオラン)」の発表です。こちらは2016年12月、100か国以上のApp Storeで配信を開始するといいます。
ゲーム内容は、走り続けるマリオをタップで操作し、タップするタイミングによって変化する多彩なジャンプを決めながらコインを集め、ゴールを目指すというもの。利用料金については、ダウンロードおよび一部プレイ無料。すべての要素を楽しむためには、一定の金額を支払う必要があるそうです。
大きな特徴は、簡単なタップのみでマリオの多彩なアクションを操作できるため、片手だけでプレイできる点です。任天堂の代表取締役、宮本 茂氏の言葉を借りると「電車で吊革に掴まったままでも、あるいは、昼休みにハンバーガーを食べながらでも」プレイできるわけで、従来に比べゲームを楽しめる環境が大幅に広がりました。iPhone7の発売と相まって、iPhoneユーザーの拡大に一役買うのは間違いありません。
PS4はハード2機種と周辺機器5種類が発表!
ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)は、新型「プレイステーション 4」(以下:PS 4)2機種と周辺アクセサリー5種類を発表しました。これらの商品は9月15日から順次発売予定です。
まず、小型・軽量化を実現したPS 4「CUH-2000シリーズ」(上写真左 ※本記事では以後、「PS 4 slim」と呼称)は、9月15日より発売されます。価格は500GBモデルが2万9980円(税抜)、1TBモデルが3万4980円。PS 4 slimは、本体各部の構造を見直し、新たに設計・デザインすることで軽量化を実現したモデルです。初期モデル(CUH-1000シリーズ)および現行モデル(CUH-1200シリーズ)と比較すると、30%以上の小型化に成功。加えて、初期モデルと現行モデル比でそれぞれ25%と16%の軽量化、34%と28%の消費電力低減を達成しています。
一方、映像処理能力の向上、および4Kクオリティの画質に対応したPS 4 Pro「CUH-7000シリーズ」(上写真右)は11月10日より発売開始。価格は4万4980円(税抜)です。
PS 4 Proは、CPU/GPUをはじめとしたシステムアーキテクチャの性能強化によって、これまで以上に快適な映像表現が可能。4K対応テレビとリンクさせれば、すべてのPS 4用ゲームを高い品質で楽しむことができます。また、4K解像度までのビデオ再生にも対応し、Netflix、YouTubeなどの4Kストリーミングビデオサービスを本製品上で視聴可能です。
ソニーはポータブルオーディオ4製品も発表!
ソニーはポータブルオーディオのフラッグシップモデル「Signature Series(シグネチャーシリーズ)」を発表しました。同シリーズは、ヘッドホンによる音楽体験を究極にまで洗練させ、“聴く”を“感じる”領域にまで革新することをコンセプトに、録音した空間の空気感までも余すことなく再現することを目指しています。シグネチャーという名称には、妥協のないクオリティの証に、エンジニアたちがサインしたという意味が込められているのだとか。
ラインナップは、高音質を追求した約30万円前後のウォークマン「NW-WM1Z」と、高音質設計を追求しつつ低価格化した約12万円前後の「NW-WM1A」。新開発D.A.ハイブリッドアンプを搭載した据え置き型ヘッドホンアンプ 「TA-ZH1ES」(27万8000円)、70mm径HDドライバーユニットで120kHzの超高域まで再生するヘッドホン「MDR-Z1R」(約20万円前後)の4モデル。いずれもハイレゾ再生が可能なほか、ソニーが新たに採用する4.4mmバランス接続端子に対応しています。これらを組み合わせて使用することで、ソニーが追求する究極の音楽体験を実現します。
Beatsもワイヤレスオーディオ3モデルを発表!
米国のオーディオメーカー「Beats by Dr. Dre(ビーツ・バイ・ドクタードレ)」から、Appleの最新チップを搭載したワイヤレスオーディオ3モデルが発売されます。ラインナップは、イヤホンの新シリーズ「BeatsX」(1万4800円)、スポーツ向けイヤホン「Powerbeats3 Wireless」(1万9800円)、オンイヤーヘッドホン「Beats Solo3 Wireless」(2万9800円)で、発売はイヤホン2モデルが2016年秋より順次、Solo3が2016年9月中旬となります(価格はいずれも税別)。
いずれも特徴として、省電力性を高め長時間再生を実現する「Apple W1チップ」、広い通信距離で使える「Class 1 Bluetooth」、最短5分の充電で数時間の使用が可能になる急速充電機能「Fast Fuel」を搭載。ワイヤレスの利便性を高め、より使いやすくなっています。
ポケモンGOも心強い周辺アイテムが追加!
「ポケモンGOPlus」が、9月16日に(金)に発売されることが決定。全国のポケモンセンター/ポケモンストア、ポケモンセンターオンライン、ポケモンEXPOジム、Amazon.co.jpにて発売予定で、価格は3500円(税抜)。
「ポケモンGO Plus」とは、スマホの画面を見続けなくてもポケモンGOを遊ぶことができるデバイスです。「周囲にポケモンが現れた」「ポケストップがある」という情報をランプと振動で知らせるとともに、ボタンを押すことでポケモンの捕獲を試みたり、ポケストップで道具を入手したりできます。
具体的には、スマホのポケモンGOがバックグラウンドで動作中の状態でも、ポケモンGO PlusはポケモンGOと接続され続けます。ポケモンGO Plusが点滅して震えたら、近くにポケストップがあるか、ポケモンが近くにいるという意味。その際にボタンを押せば、ポケストップで道具を入手、あるいはプレイヤーに代わってモンスターの捕獲を試みてくれる(ボールを投げてくれる)というわけです。ボタンを押さなければならないので、全自動ではないにせよ、半自動レベル上げ機といえるでしょう。
いかがでしたでしょうか? 上記商品の関連グッズはもちろんですが、昨日はこのほかにも吉野家が「松茸牛丼」の販売を発表したり、「スター・ウォーズ英和辞典」の第3弾「ジェダイ・マスター編」が発売されたりするなど、デジタル製品だけでなく、グルメからエンタメまでまさにお祭りモード。財布がいくつあっても足りない状態が続きそうです。