台湾HTCはメタバースに特化したミドルレンジスマートフォン「Desire 22 Pro」を発表しました。
メタバースとは、XR(VRやAR、MRなど)によって、ユーザーが3次元の仮想空間などによりコミュニケーションをとるというもの。HTCはVRヘッドセット「VIVE」シリーズを投入するなど、もともとメタバースに近い位置にいました。またメタバースに特化したスマートフォンを投入することも、今月半ばに示唆していました。
Desire 22 Proのなにがメタバースなのかといえば、まずAndroidスマートフォンと連携して動作する小型VRヘッドセットの「Vive Flow」に完全対応。さらにEngadget Chinaによれば、アプリ「Viveverse」ではスマートフォンで新たなバーチャルアバターを作成したり、暗号通貨やNFTを保管する「Vive Wallet」も管理できます。
その他のスペック情報としては、画面は6.6インチ/FHD+解像度/120Hz駆動でプロセッサはSnapdragon 695、8GBのRAMと128GBのストレージを搭載。背面には6400万画素メイン+1300万画素超広角+500万画素深度センサーを、前面には3200万画素カメラを配置。搭載OSはAndroid 12となっています。
Desire 22 Proの価格は399ポンド(約6万6000円)で、台湾では7月1日から、英国では8月1日から出荷が開始されます。VRヘッドセットやアバター作成への対応が「メタバーススマホ」という言葉にふさわしいのかどうかは謎ですが、HTCからの久々のスマートフォンの登場をまずは喜びたいものです。
Source: 9to5Google