米メタの次期VRヘッドセットの名称が「Quest Pro」になるとの情報を、ブルームバーグが報じています。
「Project Cambria」として開発がすすめられている、メタの次期VRヘッドセット。その外観や仕様はまだ公開されていませんが、メタによれば800ドル(約11万円)よりも大幅に高い、プレミアム市場(あるいは開発者)向けの製品になるとのこと。さらに、リーク情報として3Dレンダリング画像や予測スペック情報も報じられています。
さてブルームバーグの報道によれば、Quest Proという名称はOculus(フェイスブックのVR向けの旧ブランド)のモバイルアプリのコードから発見されたそう。なおメタは、Quest Proという名称が実際に製品に採用されるかどうかについては、コメントを拒否しています。
現在メタはVRヘッドセット「Meta Quest 2」を販売しており、その上位モデルの名称は「Quest 2 Pro」になると予測されていました。ブルームバーグが伝える情報によれば、Quest Proではフルカラー表示のパススルーカメラや深度センサーを搭載することで、周囲のものをよりわかりやすく把握できるようになるとされています。
フェイスブックがメタへと名称変更をしてから、初の製品リリースとなる予定のQuest Pro。フェイスブックは将来的に「視覚的チューリングテスト」、つまり仮想現実と現実の境目をなくすことを目標としており、Quest Proはそのための第一歩となるのかもしれません。
Source: Bloomberg via TechCrunch