“バスケットボールの神様”と評されるマイケル・ジョーダンにとって2度目の引退となった1997-98のシーズンは「ラストダンス」と呼ばれ、数あるジョーダン伝説の一つとして、現在も語り継がれている。
その年、シカゴ・ブルズで2度目の3連覇を達成したファイナルはジョーダンのキャリアの中でも特別なシリーズとなった。この伝説のシリーズ第1戦でジョーダンが着用したジャージが、今秋オークションにかけられる。
Ahead of the 25th anniversary of the ’97-98 #NBA season, one of the most significant items from #MichaelJordan’s career and final year with the Chicago Bulls is headed to auction this fall: Jordan’s iconic 1998 NBA Finals Game 1 jersey
Bidding opens 6 September pic.twitter.com/y30rQ6UDoa
— Sotheby’s (@Sothebys) August 10, 2022
競売大手サザビーズは、1997-98NBAファイナル・ゲーム1でジョーダンが着用したジャージの入札を、9月6日から行うことを発表した。
2年連続でユタ・ジャズと対戦したブルズは4勝2敗でファイナルを制し2度目の3連覇を達成。最終第6戦で45得点を挙げたジョーダンが、残り5.2秒でシリーズを締めくくった逆転のジャンプショットは“ラスト・ショット”として有名だ。
The Last Shot.
On this day in 1998… Michael Jordan came up with the clutch steal before knocking down the game-winning jumper to deliver the @chicagobulls their 6th NBA title! #NBA75 pic.twitter.com/OLeQ77ZgrO
— NBA History (@NBAHistory) June 14, 2022
そのときに着用したのが、今回出品されるジャージである。敵地で迎えた初戦、ジョーダンは33得点を挙げるも、チームは82-86で惜敗した。
これまでジョーダンはファイナルに6度出場しているが、ファイナルジャージがオークションにかけられるのは今回が2度目。予想落札価格は300万~500万ドル(約4億~6億6600万円)となっており、ジョーダン関連の競売品では史上最高額となる見込み。“ラストダンス”から四半世紀が経とうとしているが、いまでも絶大な人気を誇るジョーダン。今回はいくらで落札されるのか気になるところだ。
ちなみにスポーツ関連の競売品で、2022年8月現在史上最高額は、元アルゼンチン代表FWディエゴ・マラドーナの「神の手ゴール」を決めた際に着用していたジャージ。今年の5月に714万2500ポンド(約11億6000万円)で落札されている。