今回の「NEW VEHICLE REPORT」は日本を代表するリアルスポーツモデル、日産・フェアレディZの新型をピックアップ!
※こちらは「GetNavi」 2023年5月号に掲載された記事を再編集したものです
歴史を受け継いだ新旧ファン納得の1台
日産 フェアレディZ クーペ
SPEC【バージョンST(6MT)】
●全長×全幅×全高:4380×1845×1315㎜●車両重量:1590㎏●総排気量:2997㏄●パワーユニット:V型6気筒DOHC+ツインターボ●最高出力:405PS/6400rpm●最大トルク:48.4㎏-m/1600〜5600rpm●WLTCモード燃費:9.5㎞/L
3Lターボの魅力はパワーだけじゃない!
日本を代表するスポーツカー銘柄のひとつでもあるフェアレディZが新型へとスイッチ。ご覧の通り、その外観デザインは随所に歴代モデルを彷彿とさせる造形を採用。昭和世代には、懐かしさも感じさせる見た目に生まれ変わった。
そんなテイストは室内に目を向けても変わらない。もちろんインターフェイスは現代的にアップデートされているが、往年のZを知る人なら思わずニンマリとさせられる仕上がり。また、2 人乗りのスポーツカーとしては上々と言える室内の使い勝手も歴代モデルからしっかりと受け継がれている。
エンジンは400ps超えとなる3Lツインターボで、9速ATに加え6速МTが選べる点も特徴だが、当然ながら動力性能は本格派スポーツカーとして申し分ない。またこのエンジンは積極的に回す楽しさが見出せるのも魅力のひとつで、腕に覚えのある人へのアピールも十分。その出来栄えを思うと、生産事情の影響で受注が止まっていることが何とも恨めしい。
【POINT01】プリミティブな走りの楽しさを実感
コンパクトなボディとハイチューンな3ℓターボの組み合わせとあって、絶対的な動力性能は申し分ない。また、ただ速いだけではなく積極的に操る楽しさも見出せる。
【POINT02】新しい一方で懐かしい仕上がり
室内は最新モデルに相応しい作りだが、随所に往年のZに通じる造形も見られ古典的な風情も漂わせる。2人乗りのスポーツカーとしては使い勝手も納得の出来だ。
【POINT03】スペックはクラス最強レベル
エンジンは先にスカイラインにも搭載され話題を呼んだ400PS超えの3L V6ツインターボ。6速MTと9速ATが選択できる。
【POINT04】レイズ製の鍛造ホイールも採用
中・上位グレードには日本の代表的ホイールメーカー、レイズ製の鍛造19インチホイールが標準で装備される。
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構成・文/小野泰治 撮影/宮越孝政