AV
イヤホン
2016/12/31 11:00

AirPods以外の「完全ワイヤレスイヤホン」ならコレ! 人気4モデルを専門家が徹底レビュー

AppleからAirPodsが発売され、ケーブルがまったくない「完全ワイヤレスイヤホン」に注目が集まっています。ですが、知っておくべきモデルはAirPodsだけではありません。そこで今回はカテゴリで人気の4モデルを、AVライターの山本敦さんがインプレ。この冬、この近未来型イヤホンデビューはいかがでしょうか?

 

華やかなカラバリもウリの近未来的な多機能モデル

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SPEC●型式:ダイナミック型●再生周波数帯域:20Hz~20kHz●再生時間:最大3時間●充電時間:2.5時間●コーデック:AAC、aptX、SBC●インピーダンス:16Ω●音圧感度:-42dB±2dB●通話応答:対応●防水:IPX7相当●充電・収納用カプセルサイズ/質量:W62.5×H40×D25.5mm/52g

ERATO

Apollo 7

実売価格3万9830円

ハンズフリー通話に加えてSiriなどの音声認識に対応するほか、IPX7相当の防水性能も備える多機能モデル。近未来感のあるコンパクトな収納ケースも特徴的です。アルミの質感を生かした4色の華やかなカラバリをラインナップ。サイズはφ15.4×H22.2mm、質量4.0g。

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【ERATO Apollo 7のインプレッション】

【操作性】

本体のボタンで多彩な操作

本体の操作ボタンを押す回数や長さで、電源のオン/オフから音楽再生、通話など多彩な操作ができます。覚えるのは少々大変。

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本体の操作ボタンはかなり小さいですが、押した感触がはっきりしています。装着したままでも比較的操作しやすいですね。

 

【装着感】

フィット感をカスタマイズ可

2種×3サイズのイヤピースと、3サイズのスタビライザーを用意。組み合わせをアレンジして、安定した装着感が得られます。

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イヤピースはシリコン製3種とコンプライ製3種の計6種が付属します。ユーザーの耳型や装着感の好みに幅広く対応。

 

【機能】

防水対応のため雨の日も安心

本体はIPX7相当の防水対応。雨の日やスポーツシーンでも安心して使えます。ケースによるイヤホン充電は約2回ぶん。防水仕様で装着感も良好なため、スポーツでの使用に最適。汗などを気にすることなくエクササイズに集中できます

 

【音質】

高域にキレがあり音場はワイド

高域の抜けが良く、シャープでキレがあるサウンド。ボーカルの細かいニュアンスも再現します。音場もワイドで、ライブ感が引き立ちます。

 

【採点】

ハイグレードな音と機能で高価格にも納得

4万円弱の価格に見合うほど、音質・機能ともにハイレベル。小さな筐体によくこれほどの革新性を詰め込んだと感心しました。クラウドファンディングでは早くも新作を発表。

●操作性:19

●装着感:19

●機能:20

●音質:20

●コスパ:17

→095点/100点

 

ヘッドセットとしても使える香港発のハイコスパモデル

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SPEC●型式:ダイナミック型●再生周波数帯域:20Hz~20kHz●再生時間:最大2時間●充電時間:非公表●コーデック:SBC●インピーダンス:16Ω●音圧感度:99dB/mW●通話応答:対応●防水:IPX4相当●充電・収納用カプセルサイズ/質量:W70×H38×D45.5/約42.6g

i.Tech

FreeStereo TWINS

実売価格1万4800円

香港発の完全ワイヤレスイヤホン。低価格ながら、音楽再生だけでなくハンズフリーコールの機能まで意欲的に盛り込み、コスパは上々です。スポーツシーンでも使えるよう、IPX4相当の防沫性能(噴流水を受けても影響がない)を備えます。サイズはW19×H32×D29mm、質量約6.2g。

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【i.Tech FreeStereo TWINSのインプレッション】

【操作性】

操作は多彩だがやや不安定

本体ボタンで様々な操作ができます。ですが、電源オンやペアリングモードへの切り替えに長時間の長押しが必要など、少々煩わしいかもしれません。

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左右ぞれぞれの本体天面に物理ボタンを搭載します。イヤホンを装着して音楽を聴きながらでもコントロールしやすいです。

 

【装着感】

見た目は良くないが安定している

耳からイヤホンが少し飛び出てしまい、見た目は良くないですが、軽量でスタビライザーも付くため、装着感は安定しています。

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シリコン製とコンプライ製のイヤピースが各1種付属。スタビライザーが最初から取り付けられているのも特徴です。

 

【機能】

ヘッドセットとしての機能は魅力

連続音楽再生は最大2時間と短いですが、ケースで充電すれば8時間までカバー。この価格でハンズフリー通話に対応するのは魅力です。

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専用ケースはクリアタイプで、閉じたままでも充電状況を確認できます。ケースフル充電でイヤホンを約4回充電可能。

 

【音質】

クセのない音だが味気ない

よく言えばフラットなバランスでクセのないサウンドですが、どこか味気ないともいえます。伸びやかさと透明感を、もう少し向上させたいですね。

 

【採点】

BTヘッドセット愛用者はスムーズに使える

多彩なボタン操作やハンズフリーコール対応など、Bluetoothヘッドセットを使い慣れている人はスムーズに扱えそうな仕様。オーディオイヤホンとしての性能は並です。

●操作性:15

●装着感:16

●機能:17

●音質:15

●コスパ:18

→81点/100点

 

 

日本のハイテク技術により突き抜けて純度の高い音に

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SPEC●型式:ダイナミック型●再生周波数帯域:20Hz~18kHz●再生時間:最大4時間●充電時間:非公表SPEC●コーデック:aptX●インピーダンス:16Ω●音圧感度:99dB/mW●最大入力:20mW●スピーカー口径:9・●通話応答:対応●防水:IPX5相当

fFLAT5

Aria One

実売価格2万1384円

オーディオ用高音質ケーブル素材の開発で有名な古河電工の特許材料「MCPET」を振動板に採用。完全ワイヤレスイヤホンとしては随一のクリアな音質を誇ります。左耳はブラック、右耳がホワイトと、筐体の色を分けているのが個性的。サイズはW23×H26×D30mm、質量約7.0g(編集部調べ)。

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【fFLAT5 Aria Oneのインプレッション】

【操作性】

ボタン操作はシンプルな仕様

本体ボタンによる操作は電源のオン/オフ、ペアリング、音楽の再生・一時停止と通話応答のみに対応。シンプルな仕様です。

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左右ぞれぞれの本体天面に物理ボタンを搭載。イヤホンを装着して音楽を聴きながらでもコントロールしやすいです。

 

【装着感】

大型のボディだが調整は容易

2つの素材のイヤピースとスタビライザーはいずれも3サイズ揃います。イヤホン自体は大きいですが、装着感を好みで調整可能。

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イヤチップは、シリコン製とコンプライ製がそれぞれ3サイズずつ付属。ユーザーの耳型や好みに幅広く対応します。

 

【機能】

ケースがマグネット式で便利

イヤホンはIPX5相当の防水仕様で使い勝手良好。ケースはマグネット搭載で、イヤホンが「カチッ」と収まるのも気持ち良いですね。

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イヤホンを入れてから、中央に備わるボタンを押すと充電がスタートします。約3回ぶんイヤホンを充電可能。

 

【音質】

空気感まで再現する立体的な音

S/Nがよく、音の空気感まで見える上質な音。とりわけボーカルの清涼感が心地良い。広々とした音場を立体的に再現します。

 

【採点】

音質にこだわり抜いた個性派イヤホン

クリアでピュアな中高域は、他のワイヤレスイヤホンを圧倒する唯一無二のクオリティ。音質を徹底的に磨き抜いた印象です。左右色違いのデザインは好みが分かれそうですね。

●操作性:16

●装着感:17

●機能:17

●音質:19

●コスパ:18

87点/100点

 

 

 

【私がチェックしました】

AVライター

山本 敦さん

オーディオ・ビジュアル系ライター。ハイレゾからIoTまで、エレクトロニクスの最先端を幅広くカバーしています。