小型パソコンやマザーボードを扱うリンクスインターナショナルは、ECSの小型PC「LIVA Z」や世界初のカメラ付きスティックPC「Smart Camera」など4機種を発表しました。
世界初カメラ付きスティックPC「Smart Camera」
「Smart Camera」は、世界で初めてカメラを搭載したHDMIスティック型PC。スティック型PCは、HDMI端子を備えたディスプレイに挿すだけでPCとして使えるアイテム。同モデルは、OSにWindows 10を採用し、200万画素のカメラを搭載したスティックPCで、顔認証も可能となっています。
カメラを自分に向けることで「Windows Hello」機能によるログインが可能なほか、需要が高まるTV会議や、コンビニのレジなどで顔を判別し、客の性別や年齢を解析して最適な情報を案内する「サイネージシステム」への導入が期待されています。
最新CPU「Apollo Lake」を搭載した「LIVA Z」
LIVAは同社の小型パソコンの人気シリーズ。第3世代となる「LIVA Z」は、インテルの最新省電力CPUである「Apollo Lake Processor」を搭載し、小型ながらもファンレスの静音仕様を実現。そのほか、4K出力に対応したHDMIやMini DisplayPort、ギガビットLAN対応の有線LANポートを2つ、USB3.0を3つ、USB Type-Cを1つ搭載するなど、十分な拡張性も備えています。発売はCeleron搭載モデルが、2017年1月上旬、Pentium搭載モデルが2017年1月以降の予定。価格は2万3800円~3万2800円(税込)。
また、LIVA Zをベースにして、シリアルポートを搭載した産業向けの「LAVA Z-E」も同時に発表されました。なお、こちらは受注生産のため一般販売はされない予定です。
教育向けタブレットも2機種発表
このほか、小学生の教育向けタブレット2機種も発表されました。その名もずばり「小学生用タブレット」と名付けられたモデルは、手書き入力対応のコンバーチブルパソコン。画面が360度回転するためタブレットのように使用することが可能です。現時点では発売日・価格ともに未定となっています。
もう1つは「お絵かきタブレット」。キーボードとディスプレイが分離し、ワコム製のペンにてイラストを作成することが可能な2-in-1パソコンです。発売は2017年2月末予定で、価格は4万3800円~。
最新CPU搭載や世界初のカメラ搭載スティック型など、低価格ながらも特徴のあるPCが揃ったECSのラインナップ。PCの買い替えを検討されている方は、チェックしてみて下さい。